学校教育の現場ASIAS for School
アーティストが学校に
ダンスや演劇、音楽などの分野で活動するプロの現代アーティストが、小・中学校などの学校教育の現場に出向き、先生方と協力しながらワークショップを実施します。
劇場やホールに子どもたちが足を運ぶのではなく、「学校」などの日常の場に、アーティストがさまざまな企画を持って訪れます。
またワークショップは、コンサートや演劇鑑賞のような受動的な活動ではなく、子どもたち自身が主体
的に取り組み、体験する活動です。
芸術家と子どもたちでは、この活動をASIAS(エイジアス: Artist’s Studio In A School)と呼んでいます。
ASIASは、「教える/教えられる」という一方向の関係性ではなく、アーティストと子どもたち、あるいは子どもたち同士が、双方向の関係性を築くワークショップです。
作品をつくる(結果を出す)ことよりも、むしろそのプロセスや、そこで行われるコミュニケーションを大切にしています。
子どもたちは、ワークショップを通して新しい自分を発見したり、友だちの自分とは違う表現を認めたりします。
さらに、ワークショップを行うアーティスト自身も新鮮な刺激を受け、お互いに新しい可能性が広がっていきます。
アーティストと先生、そして子どもたちとのコラボレーションによる、それぞれの学校ならではのワークショップを展開したいと考えています。
これまでのワークショップの様子
ASIASの活動形態
ASIASは、先生・職員からの直接の依頼や、協働する教育委員会や自治体などを介した依頼などにより、芸術家と子どもたち ””(事務局)がコーディネーターとなって、授業内容やご要望に適したアーティストを選定し、アーティストと先生・職員による授業・活動づくりのサポートを行うという形をとっています。
1.先生 から直接依頼を受けて実施
ASIASに興味のある都内の公立小学校などから、直接ご連絡をいただき、実施します。
2.教育委員会や自治体などと協働して実施
以下の事業を、各自治体などを通じて学校へ呼びかけ、実施しています。
東京都/「パフォーマンスキッズ・トーキョー」
公立小中学校児童養護施設障害児入所施設特別支援学校
都内公立小・中学校、児童養護施設などにて、アーティストと子どもたちが10日間程度のワークショップ型授業を重ね、子どもたちが主役の舞台作品を創作し、保護者や地域の方々に発表します。
豊島区教育委員会/「次世代文化の担い手」育成事業
公立小中学校公立幼稚園
豊島区立の小・中学校・幼稚園で、先生の希望をもとに、ダンス・音楽・美術・演劇などのアーティストによるワークショップ型授業を行っています。
文化庁/「学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業ーコミュニケーション能力向上事業ー」
公立小中学校特別支援学校
都内公立小・中学校・特別支援学校で、先生の希望をもとに、ダンス・音楽・美術・演劇などのアーティストによるワークショップ型授業を行っています。
横浜市芸術文化教育プラットフォーム/「横浜市芸術文化教育プログラム推進事業」
公立小学校
横浜市立の小学校で、先生の希望をもとに、アーティストによるワークショップ型授業を行っています。
豊島区保育課/「子どものための文化体験事業」
保育園
豊島区内の保育園で、先生の希望をもとに、ダンス・音楽などのアーティストによるワークショップを行っています。
(公財)港区スポーツふれあい文化健康財団/「ふれあいアート事業」
幼稚園保育園
港区内の幼稚園・保育園で、先生の希望をもとに、ダンス・音楽・造形などのアーティストによるワークショップを行っています。