荒井 康太 (あらい こうた)
ドラマー・太鼓奏者
伊豆諸島最南端の孤島 青ヶ島出身。
幼い頃から島の伝統太鼓に慣れ親しみ育つ。15歳から独学でドラムを叩き始めドラマーとして活動を始める。その後、アフリカを代表するカメルーンのドラマーBrice wassyの演奏に衝撃を受け、Briceとその弟Vincent wouassiに師事。現地カメルーンに渡りトラディショナルリズムをエッセンスとしたドラミングを学ぶ。ジャズ、ポップス、ロック、はたまた韓国の農楽やシャーマン音楽、台湾原住民音楽、ブラジル、アフリカなどの民族音楽から、即興音楽や実験音楽、ライブペイントやダンスとの共演など、現代音楽アートフェスや舞台音楽などジャンルにとらわれない幅広い演奏活動を行っている。
伝統太鼓のルーツを元に、アフリカやアジアの豊かなエネルギーを吸収した特異な感性によって生み出されるそのリズムと自然体なグルーヴで、民族の枠を超えて太鼓の魅力を体現している。
『青ヶ島還住太鼓』とその先祖であり400年以上の歴史を持つ『八丈太鼓』の様々なリズムを叩き分けることのできる伝統太鼓の名手でもあり、その文化保持や普及への想いを胸に日本国内各地や海外でもWSを行い、多くの人に青ヶ島と八丈島の太鼓の魅力を伝えている。
写真=Bozzo