内藤 礼 (ないとう れい)
現代美術家
1961年広島県生まれ。85年武蔵野美術大学造形学部卒業。91年、佐賀町エキジビットスペース(東京)で発表した「地上にひとつの場所を」で注目を集め、97年には第47回ヴェニス・ビエンナーレの日本館代表としても同じ作品を出品。主な個展に、95年「みごとに晴れて訪れるを待て」国立国際美術館(大阪)、97年「たくさんのものが呼び出されている」カルメル会修道院(フランクフルト)、2002年「地上にひとつの場所を / Tokyo 2002」rice gallery by G2(東京)、05年「返礼」アサヒビール大山崎山荘美術館(京都)、05年「地上はどんなところだったか」ギャラリー小柳(東京)など。最近では06年に愛知県の佐久島で開催された個展「返礼」、青森県立美術館のグループ展の他、光州ビエンナーレやオーストラリアで開催された「Rapt!」にも参加するなど、国内外で精力的に作品を発表している。パーマネント作品として01年「このことを」ベネッセアートサイト直島(香川)がある。その他に、95年(財)日本藝術文化財団より日本現代藝術奨励賞(インスタレーション分野)、03年アサヒビール芸術文化財団、第一回アサヒビール芸術賞を受賞。