仲野 麻紀 (なかの まき)
音楽家
5歳から電子オルガンを、15歳でサックスを始める。2002年渡仏。パリ市コンセルバトワールJazz科にてサックス、編曲を修了。サウンドペインティングをフランソワ・メーヴィルに師事。主に即興を主体とし、他者と音を紡ぐスタイルで活動。ビックバンド、ファンファーレなど様々なジャンルで演奏。フランスでのフェスティバルの出演を機に様々な国のミュージシャンとの共演を経て、特に過去フランスの植民地であったマリ、ブルキナファソへ渡りバラフォニスト、ムーサヘマ等アフリカミュージシャンとのプロジェクトを開始。またマグレブ諸国のミュージシャン、ロマとの演奏を通じ、音がもつ本来の力を紹介する形で日本へ招聘する。在学中から、人種と人種、異文化と異文化の出会い、融合、即興という音符、楽譜という“コード”を必要としない方法で、様々な類のミュージシャンとの演奏を実現し、かつ自己のフォルクロールを探求するユニットKyを主宰。同ユニットでフランスでは主に小学校での授業参加科目で演奏を続け、日本では福祉施設、小中学校(東海地方)にて参加型の演奏をする。世界に溢れる自然の音に触発され紡ぎだされる音を、saxを通しての表現をめざす。フランス在住。