尾仲 浩二 (おなか こうじ)
1960年福岡県生まれ、東京都在住。82年東京写真専門学校(現・ビジュアルアーツ)を卒業後、写真家たちによる自主運営ギャラリー「CAMP」の活動を経て、88年にプライベートギャラリー「街道」を開設。「背高あわだち草」のシリーズを4年間ほぼ毎月発表。以来、日本各地、海外にも足を運び、どこか懐かしさを覚える地方の港町や道端の風景を、単なるノスタルジーの対象としてではなく、対象との独特の距離感と空気感とを保ちながら撮影しつづけている。99年よりネガカラーでの撮影、プリントとなる。2002年東川賞新人作家賞を受賞。03年ローマ、パリ、東京を巡回した「BLACKOUT: 日本の現代写真」展に出品。05年EU・ジャパンフェストの企画によりラトビア・スペインを撮影、写真集を刊行。06年日本写真協会新人賞を受賞。写真集『GRASSHOPPER』を刊行。07年写真集『DRAGONFLY』刊行。