外村 友紀 (とのむら ゆき)
1977年、東京生まれ。2000年に多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、独特の色使いと、偶然性の強い線を用いた絵や立体、人形など様々な作品を発表。作品ごとのコンセプトは設けず、 “見る人にパワーを投げることができる作品”ということを制作の主題としている。画材は特定のものを決めず、その都度、頭にあるイメージを最も再現しやすいものを選ぶため、色鉛筆、布、紙、油彩、オイルパステル、粘土など多岐に渡る。また、2006年のアンデルセンこども美術館(船橋)での個展の際より、子供とのワークショップ活動も開始。使用してきた画材をベースに、ユニークでカラフルなプログラムが人気をよんでいる。その際は、何を描こう、どう描こうという提案はせず、対話によって、子供が本来持っている‘ただ作りたい、ただ描きたい’という気持ちを引き出し、気持ちを開放させることを心がけている。その為いつもライブ感たっぷりで、毎回違う出来上がりが醍醐味である。作品制作も、ワークショップも、まるでカラフルなペンキが飛び散るように、色にのせたパワーが予期しない方向へと飛び跳ねている。