湯浅 永麻 (ゆあさ えま)
1983年生まれ、バレエを広島で始める。1999年にモナコ公国プリンセスグレースアカデミーへ留学し首席卒業後、2004年からネザーランド・ダンス・シアター(NDT)に 11年間所属。退団後、スウェーデン王立バレエのエック版『Juliet & Romeo』ジュリエット役、サシャ・ヴァルツ『Körper』等に客演。シディ・ラルビ・シェルカウイ率いるEASTMANにも所属。浦沢直樹×手塚治虫原作『プルートゥ』、市川海老蔵×黒木瞳×森山未來主演/マシュー・ダンスター演出の演劇『オイディプス』など、ダンス作品は勿論、演劇、オペラ等、数々の作品を世界各国にて踊る。
ジャンルの違うアーティストとのコラボレーションのプラットフォーム XHIASMA プロジェクトを立ち上げ弦楽四重奏団Kronos Quartet、ピアニスト向井山朋子、能楽師安田登、建築家田根剛、デザイナー廣川玉枝、メディアアート脇田玲、音楽家world’s end girlfriendなど数々の作品を発表。第 13 回、15 回日本ダンスフォーラム賞を受賞。また岡田利規とのコラボレーション作品『わたしは幾つものナラティヴのバトルフィールド』や、ダミアン・ジャレ/名和晃平による『Planet[wanderer]』に参加するなど国内外で多岐にわたって活動している。
現在はリサーチプロジェクトXHIASMA Research#002を開始、コミュニケーションツールとしてダンスを媒介にあらゆる人との対話/交流を持ち、他者と関わることで様々な可能性を探るワークショップを行い、2023年1月には公開ショーイングを予定している。
写真=柘植伊佐夫