学校という共通体験が強み。世代を越えて多様な人々の交流の場に。
体奏家・ダンスアーティスト
新井 英夫 さん
主に小学校や保育園などで行うワークショップの講師として、活動に参加しています。“芸術家と子どもたち”での活動は、アーティストとして社会に向けた「もうひとつの表現の場」だと感じています。
ワークショップは、舞台公演のような従来の活動形態では触れ合うことが少ない子ども・お年寄り・障碍を持つ方たちなどとアーティストが関わりを持てる貴重な機会でもあるわけです。楽しい、でもしんどい、でも楽しい!? アーティストとしてずいぶん鍛えられました(笑)。また、旧校舎を活動拠点にしていることは、大きな強みでしょう。現在価値観が多様化していますが、学校という場は、誰でもが「共通体験」を持てるところ。旧校舎という場が世代や経験の違いを越えてわいわいと集まれる気分にさせてくれます。
グリグリなどがまさにそうですが、子どもを中心にしつつ、幅広い世代が「子どもの心」に戻って交流できる。そんな活動のさらなる展開を楽しみにしつつ、今後も応援、お手伝いさせていただきたいと思います。