アートと教育の両分野に軸足を置いた活動の先駆け的な存在
プロジェクト・コーディネーター/プランナー/芸術家と子どもたち 理事
若林 朋子 さん
企業が社会貢献活動として行う芸術文化支援活動(メセナ)の活性化や、芸術文化の環境整備に取り組んでいます。
学校でアーティストが授業を行うASIASの活動はユニークで、とても意味のあることだと思います。“芸術家と子どもたち”は、アート系のNPOが台頭してきた1999年ごろから、アートと教育の両方に軸足を置いた子どもたちのための活動を始めていて、言わば先駆け的な存在です。
子どもを取り巻く環境も、大人がおかれている環境も何かと息苦しい時代ですが、効率・成果主義とは異なる価値観、創造力や多様性の大切さを世の中に問い続け、その場を提供し続けているところに存在価値があると思います。
<略歴>
デザイン会社勤務を経て、英国ウォーリック大学院文化政策・経営学専攻終了。1999年より企業メセナ協議会勤務。現在は調査研究、セミナー事業、国際交流、出版、メセナ活動のコーディネートなどに携わる。2006年より芸術家と子どもたち理事。