小学6年生の子どもたちと取り組んだ、浅見俊哉さん(写真作家・造形ワークショップデザイナー)とのワークショップをご紹介します。

自分なりの表現方法を見つけて、のびのびと表現できる機会をつくりたい。そして、手を動かしながら何かを発見していく面白さを味わうような体験をしたい、という先生からのリクエスト。アーティストに出会い「こんな表現方法もあるんだ」と知ることができれば、という想いも受けて、フォトグラムという手法を使った作品で各地で活躍されている浅見俊哉さんと『影をつかまえる』ワークショップを行いました。

授業の始まりは、浅見さんの自己紹介から。浅見さんの好きなものの話から、影を見るのが好きだったということや、作品の紹介もしてくださいました。そして、今日は「カメラを使わない写真=フォトグラム」をつくることを説明して、最初はジアゾタイプと言う手法での撮影です。室内の光でも感光する用紙を使い、それぞれが自由に選んだモノを使って1枚目の撮影へ。

 

 

 

 

 

 

子どもたちは、「影を撮影する」ということがなかなか実感できない様子で、少しキョトンとしながらモノを並べている子もいました。しかし、熱=アイロンで現像した瞬間、影が浮かびあがる様子に目の色が変わる子どもたち。仕組みが分かると、次はどうしたいかをどんどん考えて、2枚目の撮影へと進みました。1枚目の時より、モノの配置をじっくり考えて、影を机に写して試してみたり、組み合わせて形をつくったり、一人ひとりの発想が広がっていきました。

 

 

 

 

 

 

そして、まだまだ「やってみたい」という気持ちを抱えて、3枚目の撮影へ。最後は、サイアノタイプという手法で、より大きな紙に、自然光で露光する方法です。外では風という天敵がありますが、用紙やモノが飛んでいかないように工夫もして、中には手や顔の影を撮影しようと奮闘している子どもたちもいました。あいにく曇り空の時間もあったので、露光には10分間ほど時間がかかりましたが、待っている間も校庭で紙の色が次第に変わっていく様子を眺めながら、じっくりゆっくり影を写していきました。

 

 

 

 

 

 

最後は、みんなの作品を展示して観賞会。同じモノでも組み合わせ方や見立てが違っていて、一人ひとりのこだわりも感じられる作品が出来上がりました。海の世界をイメージしたり、上靴を使って不思議な生き物のような形をつくったり、露光の途中でモノを動かして残像を活かしたり、想い想いの影をつかまえることができたように思います。

 

 

 

 

 

 

 

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浅見 俊哉(あさみ しゅんや)/写真作家・造形ワークショップデザイナー
https://www.children-art.net/asami_syunya/

9/29(土)はスペシャルプログラム「歌って、鳴らして、動いて、みんなであそぼう」
でした。
レギュラークラスの4組のアーティストが勢ぞろい!
あいにくの雨でしたが、たくさんの親子が参加してくれました。

アーティストパフォーマンスからスタートしたプログラム。
照明が変わってギターやコントラバスの生演奏が入ると、空気が一気に変わります。
参加者と近い距離でのダンスは子どもも大人もぐっと集中して見ていました。
歌が始まると、曲にのってみんなで手拍子!賑やかな歌&ダンスの時間となりました。

 

 

 

 

 

前半はそれぞれのレギュラークラスをちょっとずつ体験!

「ダンスのクラス」のアーティストは入手杏奈さん。
オープニングで歌った曲で踊りました。
「雨ごい 雨ごい ヘイヘイヘイ」と、アーティストの動きを
真似してみんな楽しそうです。

 

 

 

 

 

「うたのクラス」は、港大尋さん。

ダンスで踊った、雨にまつわるオリジナルの歌「made in rain」は港さんの曲です。
早口言葉のような「バッタ」の曲も、港さんのギターと合わせてノリノリで歌いました。
バッタ カッタ
バッタ クッタ
バッタ ケッタ

入手さんのコミカルな動きも入り、会場が笑いに包まれました。

 

 

 

 

 

「えほんの会」は、えぽんずさん。

参加者を囲んでバッタが登場する絵本の世界が広がっていきます。
ときには、お母さんの即興の参加も!
演奏も入っていて、えんげきを見ているようでした。

 

 

 

 

 

「即興演奏」は、ギターリストの澤和幸さん。

太鼓や木琴、シェイカーなどの楽器をみんなに配って自由に音を鳴らして楽しんでから、
リズムを重ねて演奏しました。
お母さんの膝の上に座って一緒に楽器を鳴らす赤ちゃんもいました。

 

 

 

 

 

後半は、「雨」をテーマにした絵本を使って、
ダンスも、演奏も、歌も、全員で楽しみました!
全部は紹介しきれないので、写真で様子をお届けします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご参加してくださった皆様、ありがとうございました!


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9/24(月・祝)は絵本作家シリーズ『ことばサーカス』でした!
アーティストは文字とことばのデザインユニット「二歩」さんです。

まずは、二歩さんが来年6月に刊行される絵本「ことばサーカスのくっつきふうせん」の読み聞かせから。
みんな身を乗り出してじっと聞いています。途中には子どもたちが大笑いのページも!
今日はこの絵本のように、もともとある言葉に新しい言葉をくっつけて、
は→はな→はなび
のように、言葉や絵を変身させていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チームに分かれて言葉と絵をつくっていくことに!
二歩さんが、子どもだけでやりたい人を聞くと、すぐに子どもたちの手が数人挙がりました。
子どもチーム、親子チーム、大人チームに分かれて、早速まずは言葉をくっつけるところからスタート。
子どもチームはあっという間に完成!なんたる早さ!
同じチームの中でもいろんなアイディアや言葉が出てきました。
それぞれの言葉を繋げて、どんなストーリーができそうか、二歩さんと相談。

そして、言葉を絵にしていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後は発表タイム!
みんなが作った言葉をご紹介します。

は→はる→はいる

ひ→ひる→あひる

か→かば→かばん

か→かも→かもめ

と→とり→にとり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どれもとても素敵なことばのサーカスでした!
子どもも大人もとても楽しそうで、あっという間にチームの結束力もできあがっていましたよ。


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9/17(月・祝)は、「親子で楽しむ えんげきシアター」でした!
今日は演劇ユニット・ドロップによる『14ひきのあさごはん』。
前日に、原作の絵本を読んできてくれている子もたくさんいました。

前半は、みんなで「バードコール」づくりをしました。
立方体の木片をカラフルなクラフトテープで装飾し、ネジをぐるぐる挿し込むと…
ピヨピヨ、キュルルル~ッと、あちらこちらで鳥のさえずりが聴こえてきました。
自分のバードコールがどんな音を奏でているのか、大人も子どもも夢中になって耳を傾けていました。

 

 

つくったバードコールを首からさげて、いよいよ『14ひきのあさごはん』の読み聞かせです。
ねずみたちが起きる朝のシーンでは、みんなでバードコールを鳴らして、鳥がさえずる森のシーンを再現しました。

 

読み聞かせが終わったら、みんなでねずみになって、朝ごはん探しに出発です!
大人も子どもも一緒に、身体をいっぱい動かして遊びました。
最後はみんなで大きなパンをつくって、むしゃむしゃむしゃ!
とっても楽しい朝ごはん探しの冒険でした。

 

 


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本日9/15(土)は「読んで遊んでえほんの会」でした!
雨の降る中、たくさんの親子が集まってくれました。

からだを動かしたり、絵本の中のセリフをお父さんやお母さんに読んでもらったり、
子どもたちが探検隊になったり!
今日も参加するところがいっぱいでした。

 

 

 

 

 

 

 

絵本をもとにした歌を、手話を使って一緒に歌ったりもしました。
慣れてきたらテンポアップ!
子どもたちもえぽんずさんの真似をしながら楽しそうに歌っていました。
動物は手で耳を作るなど、手話はまるでダンスのようです。
あっという間の1時間で、終わったあとも子どもたちは楽器で遊んでいました。


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本日9/9(日)は「港大尋とわらべうたを歌おう」でした。

たくさんの親子が参加して、あっという間の1時間でした!
「南の島のハメハメハ大王」は、歌と一緒にフラダンスのような動きをやることに!
なんと、参加しているお母さんでフラダンスをやっている方がいて、
動きを教えてもらいました。
港さんのギターに合わせて、ゆったりと歌い、踊りました。

 

 

 

 

 

 

 

港さんのオリジナル曲「おさるのサルサ」は、その名の通り、サルサのリズム!
歌はみんなすぐに歌えるくらい、覚えやすいメロディーです。
手拍子をしたり、歌に合わせて動いてみたり、
間奏では手をつないで自由に踊ってみたり!
ピアノの音にのって、歌い、踊り、親子で楽しそうな姿がたくさん見られました。

 

 

 

 

 

 

 


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本日9/8(土)は「片岡祐介と、あそび楽団!」でした。

アーティストとのピアノ連弾からスタート!
「やってみたい人!」と聞くと「はーい!」と子どもたちがすぐにピアノへ。
繊細なタッチで弾く子、ノリノリで弾く子、だんだん曲が盛り上がっていく子、
どんな音もその場で生まれ、片岡さんとのピアノの会話のようです。

 

 

 

 

 

 

 

そして、たくさんの楽器を鳴らす時間は、みんな夢中になって音を楽しんでいました。
お母さんと一緒にシェイカーを鳴らしたり、
お父さんと一つのタイコをたたいたり、
家族で長いレインスティックの音をだしたり・・・
最後は、片岡さんの合図に合わせて曲の終わり方だけ決めて、
思い思いに演奏していました。今日も賑やかなあそび楽団でした!


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本日9/2(日)は「入手杏奈の親子でからだあそび」でした。

子どもたちがとても楽しそうだったのは、「橋渡り&トンネルくぐり!」
大人がからだで橋をつくって、その上を子どもたちが歩いていきます。
最初はうつ伏せの状態だった橋が、四つんばいの高い橋に!
おそるおそる一歩を踏み出す子もいれば、
手のサポートなしに渡る子もいました。
入手さんの見本を見ているときの子どもたちは、
楽しそう!!という心の声が表情にあふれていました。

 

 

 

 

 

 

 

橋を渡った後は、その下のトンネルをくぐります。
トンネルを狭くして、なんとか通ろうとする子どもたちに
エールがとび、出口についたら、「おめでとう!」の声。

後半は、入手さんとのデュオダンス!
その瞬間を楽しんで動く姿が、見ているこちらも楽しい時間でした。

 

 

 

 

 

 

 


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8/18(土)は、としまアート夏まつり2018のプログラムの一つとして、「親子で楽しむぷちライブ」を開催しました。
会場は「ぞうしがや こどもステーション」。久々に涼しく快適なお天気で、たくさんの親子が来てくださいました。ライブ開始前からにぎやかな雰囲気に!

アーティストは、スティールパン奏者のトンチさんと佐々木謙太朗さん!ライブでは、参加者のすぐ目の前でスティールパン3台がのびやかに鳴り響き、会場全体が美しい音楽に包まれました。曲は、南国の海の景色が目に浮かんでくるようなオリジナル曲や、子どもたちが大好きな歌もあり、からだを揺らしながら楽しむ子も!トンチさんの歌声に合わせて一緒に口ずさむ子もいました。
さらに途中では、参加者みんなにマラカスや太鼓などの楽器を配って、カリプソリズムあそびコーナーも!!2つのリズムを教わって、アーティストの演奏にのせて全員でセッションをして、とっても賑やかな時間となりました。
ライブのあとには、スティールパンに実際に触れさせてもらいました。興味津々にスティールパンに触れる子どもたち。初めて触るのに、どの子の音もとっても繊細できれいな音を奏でていたのにはびっくり!
見て聴いて触れて、アーティストが創りだす音楽の世界を存分に味わえるライブとなりました。

 

 

 

 

 

 


としまアート夏まつり2018
https://toshima-saf.jp/

8/12(日)は「港大尋とわらべうたを歌おう」でした。

うたのクラスですが、手遊びをしたり、歩いたり、手拍子が入ったりと、
からだをたくさん使って動きながら歌いました。
港さんのギターで「ごんべさんの赤ちゃん」の歌が始まると、
踊りだす子もいました!

「線路は続くよどこまでも」はゴムを足にかけ、線路のようにして
歩きました。さらに、腰のあたりまでゴムをあげて、
電車の車両にもなって歌いました。
子どもたちは楽しそうで、「もう一回!」とおねだりしていました。

後半は港さんのオリジナル曲「おさるのサルサ」を歌いました。
なんと昨日作ったそうで、できたてほやほやの歌です!
サルサのリズムを打ちながら、歌にチャレンジ!
港さんの真似をしながら、あっという間にメロディーを覚えてしまいまいた。
間奏では親子で自由に踊りました!


ぞうしがや こどもステーション

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