グリグリでは、畑の隣につくった石がまでピザやターキーを焼いたりして食を楽しむ機会が多いのですが、そんなメンバーの期待に応えて、このたび「冬の日のおいしーパンづくり&アルミホイル銀食器ワークショップ」を開催しました。
内容は、手づくりパンを作るのと、そのパンをのせる自分だけのお皿をアルミホイルで作るというもの。
今回は食に重点をおいて、パンづくりをメインに行うことにしました。パン、と一口に言っても今回作るパンはイタリアの「フォカッチャ」という、オリーブオイルを練りこんだパン。その中でも、生地にじゃがいもを練りこんだ「じゃがいものフォカッチャ」を作りました。教えてくれたのは、イタリア料理店を営んでいる加藤シェフ。お店で使っている本格的な材料を使って生地をつくり、手でこねて発酵させ、成型させてまた発酵させて…というパンづくりの一連の作業を、大人も子どもも一緒に行いました。
また少し豆の苗が育ちました!目指せ、豆のトンネル!
読んだ絵本:「トントンドア」「りんりんりんご」「ほしのどうぶつえん」「もけらもけら」「とりになったバナナ」など
絵本「りんりんりんご」では、こだまちゃんとうっち~さんとが、子どもたちの目の前をごろんごろんと転がったり、子どもたちの言葉をひろいやりとりを混ぜたり、次々と変わる展開に子どもも大人も楽しそうな表情。
午後には音楽家の湯治直樹さんが遊びにきてくれて、大介さんとのギターの共演!絵本「もりのえほん」に音楽をつけて、耳も目も、五感全部が喜びだすような読み聞かせとなりました。
久々に登場した絵本「もけらもけら」では、不思議な音(声)と動きに、ある女の子が大きな声で「わけわかんな~い!!」と大笑い。そうです、このえほんの会は、じんわり感動からわけわかんない可笑しさまで、いろいろな面白さがいっぱい溢れているのです。そんな時間の中で、絵本を介して思いっきり気持ちを開放したり、大きな声を出したり、みんなと一緒に自由に表現する楽しさを感じてもらえたら嬉しいです。
☆2月のえぽんずさん:舞踊家・俳優・音楽家
(小玉陽子さん、内野早苗さん、石田大介さん)
石窯で七面鳥(ターキー)を焼くのも今年で2回目。昨年よりパワーアップして12キロの七面鳥を調達し、みんな今年こそはきれいに焼こう!と気合い十分。事前に何度もメンバー間でメールのやりとりをしながら、メニューや準備の打ち合わせを重ねました。
いつもおいしそうなメニューを提案してくれるHさんの提案で、七面鳥のお腹につめたご飯と七面鳥のお肉でタイカレーをいただこうということになったので、クリスマス会前日には七面鳥を洗ったりご飯をつくったりしておき、当日は朝10時半から七面鳥を焼きはじめ、その他のお料理を作っておくなどしていました。七面鳥にはリボンも飾ろうね~などと大人がはしゃぎなら焼きあがるのを待つこと5時間。そう、5時間です。とても長い時間でした。そして、長すぎたのでした…。
畑づくりでもっとも大切なものといえば「土」。土がよければいい作物が育つし、土が悪ければ作物は育たないことは、グリグリの多くの子どもたちが体験的に知っていること。その土をテーマに、造形ワークショップを行いました。ワークショップの講師はカブさん。畑や校庭の土から絵の具をつくって、それで絵を描いてみようというのです。
毎年恒例になってきた「焼いもの日」がやってきました。植える植物は毎年変わるけど、やっぱりはずせないのがサツマイモ。子どもはもちろんのこと、大人だって大好きだ。それにかこつけて、石窯でほかにも焼いてみたい、というのも本心。今年は畑でとれたサツマイモは少なくかったけど、その分家から追加のサツマイモや栗、ソーセージ、マシュマロなどを持ってきたり、焼きりんごを作ったりしたので、かなりもりだくさんとなりました。焼きたてのほくほくの焼きいもは、見た目によらず?すごく甘くておいしかったです!完全にアウトドアな雰囲気になっている目の前を、ふと気づけば車がいつもどおりブンブン走っていることに気づいた一人の人が、「車がはしっているのが信じられない~」と一言。確かに、不思議です!
もうひとつ大事なことは、豆のタネまき(豆まき?)でした。11月上旬がベストということで、この日土づくりをして、5種類の豆をまきました。ツタンカーメン豆(紫エンドウ)、ソラマメ、Dwarf Bean (Borlotto/英国産)、サヤエンドウ、スナックエンドウです。これらが育った時には豆のトンネルになるようにしようという計画です。メンバーがたくさん増えたので、開墾も4,5人でせっせと掘ったらあっという間にできてしまって、初期のころは休むことなく耕していたお父さんたちは、仲間が多いことのありがたさをしみじみと感じたようです。
読んだ本:『たこのぼうやがついてきた』『るるるるる』『ABC BOOK』『おおきなかえるのディダリク』『お月さまってどんなあじ』など
午前に読んだ『るるるるる』では、今回初参加、音楽家のいけぽんが、絵本の「るるる‥」の音にのせてバイオリンを響かせました。また、午後の『おつきさまってどんなあじ』でもいけぽんの弾くバイオリンが絵本のストーリーを彩りました。
午後の『ABC BOOK』ではいろんな動物がページごとに登場。つるちゃんの「どうぶつになろう!」の合図で子どもたちが積極的に参加して、4歳の男の子たちが我先にとヘビやタヌキ、ハチになったり‥。その姿に大人たちは大笑い!とてもにぎやかに過ごしました。
☆10月のえぽんずさん:俳優・舞踊家・音楽家
(弦弓真理江さん、小玉陽子さん、池田さん、五十嵐さん)
9月に新メンバーを募集したところすぐに15名の応募があり、この日は新メンバー顔合わせの日となりました。8月の夏祭り以来、約1か月ぶりのワークデーなのに、シルバーウィークの最中で旧メンバーは3人しか来なくて、「ほんとは50名くらいいるんですよ」という言葉がうそのように聞こえてしまったのでは…。しかしそんなことは関係なく、新メンバーのみなさんは一月もほっておいたためにひまわりが倒れ、雑草ぼーぼー、トマトも枯れた悲惨な状態の畑を、テキパキした作業で一日で見違えるほどきれいに整備してくれました。半分雑草にうもれていたベンチは姿を表してきれいに配置され、バラバラな向きを向いていたバラはちゃんとバラのアーチに誘引され、畑のど真ん中に鎮座していたたい肥ボックスも少し隅の方に移動され、ひからびた状態だった子ども畑も開墾しなおして少しいい状態になりました。
8月にタネをまいたニンジンの芽を間引きしたので、じゃがいもと一緒にスープにいただきました。おいしかった!
読んだ本:『ぺたぺた』『アフリカの音』『おへそのあな』『はしるチンチン』など
これから生まれてくる赤ちゃんがおなかの中から家族を見ている絵本『おへそのあな』では、「?」の表情の小さい子をよそに、聞き入っている様子のお父さんお母さんの表情はニコニコ幸せそう。大人たちのほんわか幸せモードが教室中に充満し、それが子どもたちにも伝わり、あたたかい時間が流れていました。
絵本『アフリカの音』では、午前は手足で床を打ち鳴らしてドンダンドンダンと音を出し、午後は楽器を持ってドンダンドンダン!教室全体に音の振動が響き渡りました。
☆9月のえぽんず:舞踏家・音楽家
(小玉陽子さん、石田大介さん、内野早苗さん)
夏休みも終わりに近づいた8月22日(土)、恒例行事となりつつあるグリグリの夏祭り「畑@校庭まるごと体感デー」を開催しました。グリグリは、いつもはメンバーだけで活動しているので、この日ばかりはご近所のみなさんにグリグリの活動や畑のことを知ってもらおうというお祭りの日。4月にメンバーが集まって早々の6月から、どんなプログラムにするか、石窯料理は何をつくるか、何度も相談を重ねて準備してきました。そうして迎えたこの日。一番ドキドキしていたのはみなさんなのではないでしょうか。これまで以上に畑とつながるたくさんのプログラムが用意されて、3時間あまりの短い夏祭りでしたがすごく盛りだくさんの内容になりました。
ご来場いただいたみなさま、どうもありがとうございました!