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春から夏にかけて、グリグリの畑はとても日当たりがよく、つねづね、畑に日よけが欲しいねぇと、メンバーのみなさんで話していました。キャンプで使うようなタープにするか、それともぶどう棚や藤棚にするか…?と長年話し合ってきましたが、今年の春にとうとう「ぶどう棚をつくろう!」ということで盛りあがり、去る9月第一週目の週末、丸2日間かけてぶどう棚をつくりあげました。
そのぶどう棚、もちろんそんじょそこらのぶどう棚ではありません。グリグリのリクエスト「お月様の形で、ブランコがついているぶどう棚」というわがままに、建築家の遠藤幹子さん(office mikiko)が応えてデザインをしてくれたオーダーメイド。ブランコがついているので、遊具として問題がないよう、遊具づくりの専門家である鎌上茂樹さん(森遊クラブ主宰)にもご協力いただいた上で設計してもらいました。
グリグリでは、これまでも石窯やバラのアーチなど自分たちで作ってきたので今回もぜひ施工のお手伝いをさせていただきたいとお願いし、開催した日は、9月というのに35度を越す猛暑。日が照り続ける中を、鎌上さんの丁寧で優しい指導のもと、グリグリメンバー約20名(子どもも含む)が集まってぶどう棚づくりに挑戦しました。2日間のグリグリメンバーはかなり重労働になることが予想されたため、お父さん5名と男児が比較的多く、女性陣はやってみたい!というチャレンジャーが揃いました。
このスペシャルぶどう棚、もうひとつスペシャルなのは、このためにわざわざ奥多摩の森で間伐して来てくれたヒノキを使っている点。伐ったばかりの、ヒノキのいい香りを嗅ぎながらの作業は、なんて贅沢な経験。グリグリのためにこれだけの準備をしてくれていることにメンバーのみんなも感動したのか、夢中で作業に参加していました。
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遠藤さんと鎌上さん
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校庭のカモも一緒にお色直し♪
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わっしょい!月をもちあげてー!
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日も暮れたころ見事に完成!!
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去る8月1日(日)、真夏の空の下で「グリグリ×アースデイマーケット 畑@(あっと)校庭まるごと体感デー」を開催しました。そのユニークな名前の夏祭りは、グリグリが過去2年間開催してきたささやかな収穫祭。グリグリのメンバーが、日頃育てているお野菜をつかってご近所の方たちをおもてなししようということからスタートしたものなのですが、今年はアースデイマーケットさんと出会ったことによって大きく成長し、農家さんが産直野菜を販売するマーケットや親子向けのライブ、にしすがも創造舎で営業しているカモ・カフェも加わってとてもにぎやかなお祭りとなりました。
イベントのスタートは正午。朝からジリジリと陽が照りつける猛暑の中、どれだけのお客さんが来てくれるだろうかと一瞬懸念しましたが、午後1時前には石がまピザやカモ・カフェの前にはランチを求める人の長蛇の列が、アースデイマーケットの農家さんのテント前もお買い物する人がぞくぞく集まっていました。狭い校庭に、アースデイマーケットオリジナルの涼しげな竹テントが並び、農家さんが丹精込めて作った農産物があり、グリグリのメンバーによる楽しい体験コーナーがあり、畑の周りや芝生の上を大勢のお客さんと、グリグリのメンバーと、農家さんたちがワイワイ行きかう―。その様子は、かつての朝日中学校の文化祭や体育祭にも匹敵するのではないかと思われるほどのにぎやかさでした。
夕方心地いい風が吹きはじめたころには、芝生の上で、小さなおもちゃや太鼓トロンボーンなどたくさんの楽器を使って演奏するライブが始まり、どこか懐かしさの漂う軽快な音楽が鳴り出すと、もはやここが国道沿いとは忘れてしまうくらい。青空の下、緑に囲まれたまさに「アート&エコ」な一日でした。多様な世代と多様な人たちがクロスするプラットフォームになることを目指しているグリグリにとって、これ以上にない出会いを生み出すことができた一日でもありました。
ご来場いただいたみなさま、暑い中本当にありがとうございました。
さて、このイベントを裏方として支えたグリグリメンバーに関して少しだけつけ加えると、メンバーは、事前のワークデーでピザの練習を重ね、ドライトマトを作り、ゲームのルールづくりや備品の準備などをして当日を迎えました。多少バタバタしたものの、しかしながら、半分近いメンバーが経験者となった今では、比較的落ち着いて係同士で協力しあって行っていた様子があちこちで見受けられ、大きな混乱もなく無事に乗り切ることができました。ちなみにピザの売り上げは目標を大きく上回り、154枚も売ることができ、バックヤードでせっせとピザづくりに励んでいたメンバーにとっては何よりの達成感だったに違いありません。
4月に出会った新しいメンバーたちと、ギュギュッと距離が縮むことを実感できる夏祭り。9月頭にはぶどう棚づくりをするのですが、早速そこでみんなの団結力が活かされるのではないでしょうか?
(※ぶどう棚づくりについては後日レポートしますので、どうぞお楽しみ
に!)
◎ピザに並ぶなが~い行列
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◎葉っぱあそびコーナーは子どもたちがいつもいっぱい
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◎グリグリっ子たち
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この1週間でやまほどトマトを収穫したので、半分のトマトでドライトマトを作ることになりました。オーブンで3時間もかかるということなので、スタッフがその役目をまかされ、仕事の合間をぬって(なんてゆるやか~)ドライトマトを作りました。
赤いものからレモン色のような薄い黄色のトマトは、切って並べるとグラデーションが美しく、見ているだけで幸せ気分。それを、かわいそうな気がしつつもオーブンで3時間も焼くと、あまーーい香りが漂うおいしくあまずっぱいドライトマトができました。できたものはすぐにオリーブオイルにつけこんで保存。先の先までトマトをおいしくいただけるなんて!もしかしたら、夏まつりのpizzaにのるかもしれませんよ~。(でもどうなるかわかりません~)
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毎年、春から夏にかけてはもっとも植物の成長が盛んな時期なので、畑にはたくさんの色があふれています。特に、今はバラが満開に咲いていたり、ワイルドストロベリーが実っていたり、100株近い植物が育っていたりする時期なので本当に色がいっぱい!
今月開催された2回のワークデーでは、それらの植物を植えこむ作業のほか、たくさんある植物の名前がわからなくならないように名札をつくったり(写真)、畑を縁どるフェンスを塗ったりしてあっという間に一日がすぎてしまいました。大勢の新メンバーも加わって、畑も人もにぎやかです。
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昨年度より半分のメンバーが入れ替わり、グリグリは今年も70名近いメンバーでにぎやかにスタートを切りました。このところ、ワークデー(=活動日)のたびに新メンバーが加わってくるので、そのたびに自己紹介をしているのですが、実は、このちょっと緊張した瞬間に立ち会うことで、後々グリグリの本当の面白さに気づくものなのです。初対面の少し緊張した関係から、日が経つにつれてあだ名で呼びあうようになったり、子ども同士、大人同士の輪が少しづつつながっていく様子を見届けることができたり。そしてふと気づくと、この大勢の中で自分の役割を見つけて自然に動くようになっている人たちを見ると、状況に応じてしなやかに生きる力強さを感じ、そういう姿にスタッフ自身も多くのことを学ばせてもらっているのです。人ってすごい。人って面白い!
さて、畑事情の最新ニュースとしては、つい先日夏野菜を植えこむという一大イベントが実施されました。

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リンゴの自然栽培で有名な木村秋則さんの本で繰り返し書かれているのは、植物栽培の基本は土づくり、土が良くなければ上に育つものは良いものができるはずがないということ。比較するのはおこがましいですが、グリグリの場合は、まず最初に土の悪い場所にいかに畑をつくり、植物を育てるかというところからスタートしたので、この言葉はとても胸にずーんと深く響いたものでした。
実際のところ、グリグリでは土を入れ替えて栽培をはじめたのですが、元の土に比べたらずっとマシだったものの、所詮出所のわからない土。固くて根菜は当初あまりよく育ちませんでした。ですが、そんな土も4年も経つとまずまずやわらかくなり、丸い大根やミニ大根などはうまく作れるようになりました。それは何より、参加アーティストであるカブさんが根気よく土づくりを指導してくれたからです。
しかしながら、実のところ、私を含めたメンバーの多くが、いつもカブさんの指導のままに作業しており、なぜ腐葉土やくんたんやわらなどを混ぜているのかよく理解せず、土の働きそのものをほとんど理解しないまま栽培していたのが現状で・・・。グリグリは「農業」ではないにしても、畑づくりの活動なのに!
今後はグリグリがどういう土づくりをし、どういう耕作方法をしていくのか、みんなで考えながら植物栽培をしていく時期に来ているのではないかということで、カブさんに土づくりの勉強会を開いてもらいました。

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冬の間、じっくりとがまんしながら地味に育っていたハクサイを、とうとう収穫しました。一見「かたそうかな?」と思いきや、ゆでてみるとほんのり甘い、やわらか~いハクサイでした。会社帰りにしょっちゅう見に来ていたKちゃんは満足で満面の笑み。そのほか、意外なことにミニにんじんがたくさんできており、引っこ抜いてみるとにんじん特有のあま~い香りがしました。こんなに小さくても、味はしっかりとしたにんじんの味。非常に濃い味でした。ダイコンやブロッコリーもまた収穫できて、こんなに寒い冬を乗り越えてくれたことに感謝感謝です。
開墾作業にちょっとくたびれた一日だったので、みんなたくさんお土産を持って帰れてよかった!

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グリグリでは、畑の隣につくった石がまでピザやターキーを焼いたりして食を楽しむ機会が多いのですが、そんなメンバーの期待に応えて、このたび「冬の日のおいしーパンづくり&アルミホイル銀食器ワークショップ」を開催しました。
内容は、手づくりパンを作るのと、そのパンをのせる自分だけのお皿をアルミホイルで作るというもの。
今回は食に重点をおいて、パンづくりをメインに行うことにしました。パン、と一口に言っても今回作るパンはイタリアの「フォカッチャ」という、オリーブオイルを練りこんだパン。その中でも、生地にじゃがいもを練りこんだ「じゃがいものフォカッチャ」を作りました。教えてくれたのは、イタリア料理店を営んでいる加藤シェフ。お店で使っている本格的な材料を使って生地をつくり、手でこねて発酵させ、成型させてまた発酵させて…というパンづくりの一連の作業を、大人も子どもも一緒に行いました。

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091212 292aa.jpg石窯で七面鳥(ターキー)を焼くのも今年で2回目。昨年よりパワーアップして12キロの七面鳥を調達し、みんな今年こそはきれいに焼こう!と気合い十分。事前に何度もメンバー間でメールのやりとりをしながら、メニューや準備の打ち合わせを重ねました。
いつもおいしそうなメニューを提案してくれるHさんの提案で、七面鳥のお腹につめたご飯と七面鳥のお肉でタイカレーをいただこうということになったので、クリスマス会前日には七面鳥を洗ったりご飯をつくったりしておき、当日は朝10時半から七面鳥を焼きはじめ、その他のお料理を作っておくなどしていました。七面鳥にはリボンも飾ろうね~などと大人がはしゃぎなら焼きあがるのを待つこと5時間。そう、5時間です。とても長い時間でした。そして、長すぎたのでした…。

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