2004年から2005年にかけて「アサヒ+ACTION! 子どものいるまちかど シリーズ」の一回目として行った「ハヤフサ・プロジェクト」。
プロジェクトによって、再発見されたハヤフサ伝説は、プロジェクトの後も、実はじわじわと広がっているようです。
2006年5月には、ハヤフサの生まれ故郷である広島での「争闘阿修羅街」「検証すがも愛~ハヤフサ・ヒデトを探して」の上映、その後、アーティスト岩井成昭さんの中国新聞でのコラム執筆。岩井さんの作品「検証すがも愛~ハヤフサ・ヒデトを探して」は、インディペンデント系の映画関係者内で噂になりつつあるという話も聞いています。
そして2006年11月22日からは、劇場テアトル・エコーにて芝居「大都映画撮影所物語」が上演されます。大都映画の監督を叔父を持ち、撮影所が遊び場だったという脚本家本庄慧一郎さんによるお芝居です。本庄さんはかねてから大都映画のことを舞台にしたいと考えていらっしゃったそうです。2005年2月に行われた「にしすがも活動写真館」にも足を運んでくださったとのことで、開演を前にわざわざ私たちのところへ足をお運びくださり、いろいろと興味深いお話を聞かせてくださいました。
大都映画撮影所跡地という「場所」からはじまったハヤフサ・プロジェクトと、子どもの頃の「記憶」からはじまった「大都映画撮影所物語」が、この2年の間に続いて行われることの不思議を感じます。