都会の、マンションに囲まれたこの場所で畑づくりを初めて約1ヶ月。夏のような暑さのおかげで、畑の植物はみるみる成長しました。ひと月前にタネをまいたとうもろこしは、子どもの身長をこす勢い。ズッキーニも10センチ近い実をつけています。この日は、まだ苗の小さいパプリカに大きな実が成っていたので、実が栄養をとりすぎてしまうと株が大きくならないということで、実を採ってみんなで試食しました。甘くて肉厚で、あまりのおいしさにみんな感動しました!子どもも大人も「おいしーい!」の大合唱でした。すべての植物がうまく育っているわけではなく、芽の出ないものや病気のもの、ほとんど成長のないものもあります。だからこそ、この実りは格別なものなのです。それにしても、始めは何ができるのかわからなかったような土地で、これだけの体験ができることに、大地の偉大さを感じる人は多いはすです。
さて、今日はグリグリの活動になくてはならない二人のアーティストを紹介したいと思います。植物を扱う美術家のカブさんと、コミュニケーションデザインに関わる様々な活動をしている坂倉杏介さんです。
パティシエさんといっしょに、親子でスイーツの時間をより楽しくおいしく味わうこのワークショップ。
6月のタイトルは「ふわふわ・ころころを感じよう」です。
集まった子どもたちは、家から持ってきたマイ・エプロンをつけて気分はあっというまにミニ・パティシエ!始まる前から楽しそうです!
まずは、ふわふわ・ころころを体・心で感じます。綿やどんぐり、いろんなものを手で触ったり頬にあてたりしながら、ことばのイメージを広げました。
次に、パティシエさんがイメージした「ふわふわ・ころころスイーツ」をパティシエさん自らみんなの前でデコレーションして完成させたら、さあいよいよみんなの番だ!子どもたちからは「早くつくりたーい!」と声が上がり、一方大人は心の中で「早く食べたーい!!」。
生地にクリームをしぼったり果物をはさんだり、ふわふわの粉雪を降らせたり、簡単なデコレーションを、子どもたちは夢中になって挑戦!それぞれが思い思いにケーキをデコレーションして、見た目もかわいく、そしてなんといってもおいしー―い、ふわふわころころシューケーキを完成させました!
*これまでのスイーツリストはこちら
読んだ本:「ぽぱーぺぽぴぱっぷ」「おなかのすくさんぽ」「たあんきぽおんきたんころりん」「ビスケットのかけらがひとつ」
「おなかのすくさんぽ」では、さやかおねえさんの、前半の「い・れ・て!」(主人公が動物の遊びに加わろうと言ったことば)の一言で、聞き手はあっというまに物語の世界に引きずりこまれてしまいました。ともみおねえさんのピアノの音が物語にさらに臨場感を与え、まさに全員で森の中をぐんぐん進んでいるような、そんな時間となりました。
「ビスケットのかけらがひとつ」では、みずえおねえさん&じんくんママの読み聞かせに、さやかおねえさん&だいちゃんの即興劇で、いろーんな刺激が迫ってくるおもしろい感覚に。物語の進行とともに、蟻になり、犬になり、太陽になり、弓矢になり…と、二人の姿がかわっていく様が、とても見ごたえのあるミニ舞台でした。