読んだ本:「んぐまーま」「しろいうさぎとくろいうさぎ」「しずかでにぎやかなおとのほん」「穴」など
えほんの会では、最初にみんなで楽しい自己紹介を行うことがあります。今回は、それぞれ手に持った楽器を使って、子どもも大人も今日の自分の気分を音にして自己紹介しました。「まだちょっと眠いので“フォォ~ン(気の抜けた音)”こんなかんじです」「ちょっと緊張してて“リンッ(張りつめた音)”です」などなど。恥ずかしがる子どもの気分をお父さんお母さんが音で代弁したりするのはとてもほほえましい光景です。もちろん、お子さんが自分で自分の音を出せたときには拍手喝采!今回もそんな楽しいあいさつからスタートしました。

「しずかでにぎやかなおとのほん」では、全員好きな楽器を手に持ち、心と耳を澄ませ、絵本のことばから感じるままに音を出し合いました。ぱぱの膝の上で熱心に太鼓の音を出してた子も!
「しろいうさぎとくろいうさぎ」では、子どもたちが絨毯に寝そべって気持ちよさそうに聞き入っていました。これは私も昔好きだった絵本。この子たちの心にはどんなふうに染み入るのかなぁ。
窓からは暖かな日差しが差し込み、外には真っ赤な柿が実り、とても気持ちの良い秋晴れの一日でした。

「どんどこ巨大紙相撲~にしすがも場所」、「巨大紙相撲教習所」編の2回目です。
先週は、自分よりも大きなダンボール、扱い慣れない道具のこともあって、巨大紙力士の制作が予定ほどスムーズに進みませんでした。力士の外形はできたものの、「これこそ我が部屋の力士!」と、愛着を感じるには、もっといろいろと自分たちらしいカスタマイズを加えていく必要があります。
当初の計画では、(先週台風のための見送った)地域にちなんだしこ名を見つけるための「まち歩き&力士撮影会」をする予定でしたが、計画を変更して、にしすがも創造舎で、力士制作に集中する「強化合宿」(またの名を「つくりもの地獄」!)を行うことになりました。各相撲部屋毎に前回つくったものも含めて3体の力士を完成させることがミッションです。
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今日が初お目見えの子ども力士も4人いましたが、たとえ出会ったばかりでも、今日中に3体の力士をつくる!という目標を前に、子ども力士たちの間にも、自然と協力体制が生まれます。
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ダンボールを切り抜く、「まわし」をとりつける、その「まわし」に模様を描く、子ども力士たちはそれぞれ自分の得意分野を生かし、力を合わせて最強力士をつくっていきます。
今回は、巨大紙力士以外の新しい制作アイテムとしてチョンマゲのカツラが登場。
KOSUGE理事長は、今日は床山さん(力士の髪を結う人。大相撲の優勝力士インタビューの時に、大銀杏を直しているあの人!)に大変身して、子ども力士にチョンマゲカツラづくりを指導。
自分の頭の大きさに膨らませた風船の上に、新聞紙をぺたぺた貼っていきます。
早くカツラをかぶって、土俵を叩きたいですね。
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また今日から、スタッフのみで構成される、通称大人部屋が結成されました。
胸毛の生えたドレッドヘアの黒人力士や、なぜか泣き顔の力士などの姿を見て、「何かずるくねー?!」「絵の具つかってんぞー?!」と、子ども力士たちは対抗心メラメラでした。
スタッフも、子ども力士の度肝を抜く最強力士をつくるため、真剣勝負です。
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2時間半、休憩もそこそこに制作を行い、今日の目標であった各部屋3体の力士を完成!
全身メタリックな力士も登場!圧巻でした。
「やっぱ、銀の力すげ~」と、他の部屋の子ども力士から感嘆の声も。
最後の練習稽古では、軍配を持って取組みを仕切ったり、取組み結果を板書したする、子ども行司も登場!
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怒涛の力士制作と練習稽古を経て、子どもたち力士は、自分たちの巨大紙力士にも、部屋の兄弟弟子にも、親方にも、親愛の情が芽生えさせていたようです。
次回は、この勢いにのって「出稽古大作戦」をスタートします。
巨大紙力士を連れて、街に飛び出し、谷町(力士を応援してくれるサポーター)を探します。
晴れますように!!