8月6日から、「子どもとつくる舞台」シリーズのワークショップが始まりました。
今回の舞台のテーマは“江戸川乱歩”。小学生の子どもたちが、トリのマークさん(演出・構成)といっしょに乱歩の世界をつくり上げていきます。
活動の様子はと言えば、子どもたちは元気そのもの!
毎朝準備体操に始まり、「○○になりきって歩く」という時には、子どもたちは思い思いの「犬」や「おばあさん」を表現しています。時には「電柱になって!」なんていう難しいお題も!それでも子どもたちは自分なりに表現してしまうんです。みんな全身を使って表現することを楽しんでいるようです。
自由に表現する場面では、ボランティアのおねえさんを「おかあさん」に見たてて、「だだっこ」になりきる子もいっぱい!遊んでいるようにも見えますが、実はこれも表現活動の一部なんです。おねえさんたちとの交流を楽しみながら、子どもたちの表現しようとする気持ちも確実に高まっているのが伝わってきます。
そして、ワークショップの中で一番の人気は「お題」!!
毎回子どもたちから「おーだーい!」「おーだーい!」と「お題コール」がわき上がります。
この「お題」は、グループごとに与えられたお題を短いストーリーで表現するというもの。それぞれのグループで物語ができあがったら、みんなの前で発表、お互いにもとのお題をあてっこします。
この「お題」の練習をしているとき、子どもたちはびっくりするほどのやる気を見せてくれます。みんな「表現したい気持ち」を強く持っているのですね。発表では一人ひとりの演技や表情がよく見られ、おもしろいセリフや表現には笑い声もおこります。大人も子ども同士も、ねりにねったお題を発表すること、お互いの発表を見ることがとても楽しみなんです!
このような活動を行いながら、子どもたちは日に日に「舞台をつくる」ことへの意識を高めています。今週は公演に向けての本格的な練習になりますが、今までに発見した「表現することのおもしろさ」を大切に、この15人の子どもたちにしか出せない色の舞台をつくっていってほしいと思います。
8月30日には、にしすがも創造舎の体育館で舞台公演が行われます。
当日にはみんなの最高の表情が見せられるといいですね!
後半も、楽しく元気にがんばっていきましょう!
舞台公演『らんぽのぽ』 只今予約受付中!
○日時 8月30日(土) 開演15:00 (開場14:30)
○会場 にしすがも創造舎 体育館
○入場無料(予約制・定員あり)
○赤ちゃんからお年寄りまで、皆様ご入場いただけます!
詳しくはこちらから
https://www.children-art.net/staffblog/wp-content/uploads/action/005butai/050ranponopo/830_1.php
「畑@校庭まるごと体感デー」は、日頃の活動の中から着想を得たもので、お友達やご近所の方たちをもてなそうというイベントです。収穫祭のようなつもりで昨年からはじめて、今年が2回目となりました。今年の目玉は、何といっても石がまで焼いたピザ。午後から小雨が降り続くあいにくの天気でしたが、100名を超える大勢のお客さんに来ていただきました。
人気プログラムの一つとなったぷちライブ!、今回はアーティストに3人組の「コケストラ」さんがやってきて、演奏あり・歌あり・踊りあり・お芝居も!?のワクワク楽しいその名も『ずっコケストラ物語』を披露してくれました。
教室の窓には暗幕がかかり、正面ステージにはカーテンが掛かった小さなかわいい幕。大勢の大人と子どもが集まった中、会場が暗くなり、ライブがスタート!かわいらしい幕を背景に、マコトさん、ノノホさん、コウセイさんによる『ずっコケストラ物語』が始まりました。
お話は、ノノ、ココ、トトのふしぎな3人が、いろいろな町をまわって歌を届け、みんなに喜んでもらうというもの。途中、参加者の方々が曲に拍手で参加したり、牛や猫の声で参加する場面もあり、子どもたちはというと、熱心に聴き入っていたり、からだを揺らし足を踏み鳴らしリズムをとる子もいたり、それぞれ楽しんでいる様子でした。
記録カメラを担当していた私も、そのなんともいえないうきうきとする曲調と声に写真を撮るのもうっかり忘れそうになりながら、ほんわか気分で聞き入ってしまいました。全て手づくりという衣装や小道具(とてもあたたかみのある衣装たちでした!)にもうっとり!
読んだ本:「ぽぱーぺぽぴぱっぷ」「お母ちゃん お母ちゃーん むかえにきて」「ほしのどうぶつえん」
この日のえほんの会は夏のスペシャルバージョンで行われました。この日のメンバーは、さやかおねえさんこと赤羽さや香さん、舞踊・ダンサーとして小玉陽子さん、弦弓真理江さん、内野早苗さん、そして即興音楽でおなじみ高橋知美さんのメンバーで、女性パワーが炸裂した会でした!参加者もいつもよりたくさん来て頂き、満員御礼でございます!
「ぽぱーぺぽぴぱっぷ」では、絵・音に反応して教室中をメンバーが所狭しと飛びまわり、ページがめくられるたびに新しい動き・音が参加者の目の前に迫ってきました。
この会では、へいわをテーマにした「お母ちゃん お母ちゃーん むかえにきて」も読みました。これは、戦争のため疎開した子どもたちの、疎開先での力強さと母を想う心情を描いた絵本。5人のメンバーによる読む・演じる・奏でるが混ざり合い、明るくも切ないものとなりました。もしかしたら、小さな子にも〝母への募る気持ち〟を通じてへいわというものがふっと伝わっていったかもしれません。
「ほしのどうぶつえん」では、子どもはキツネやウサギなどの動物に、大人は動物を宇宙へ運ぶロケットに、みんなが絵本に出てくる役になり、全員で一つになってお話しを進め、楽しみました。