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リンゴの自然栽培で有名な木村秋則さんの本で繰り返し書かれているのは、植物栽培の基本は土づくり、土が良くなければ上に育つものは良いものができるはずがないということ。比較するのはおこがましいですが、グリグリの場合は、まず最初に土の悪い場所にいかに畑をつくり、植物を育てるかというところからスタートしたので、この言葉はとても胸にずーんと深く響いたものでした。
実際のところ、グリグリでは土を入れ替えて栽培をはじめたのですが、元の土に比べたらずっとマシだったものの、所詮出所のわからない土。固くて根菜は当初あまりよく育ちませんでした。ですが、そんな土も4年も経つとまずまずやわらかくなり、丸い大根やミニ大根などはうまく作れるようになりました。それは何より、参加アーティストであるカブさんが根気よく土づくりを指導してくれたからです。
しかしながら、実のところ、私を含めたメンバーの多くが、いつもカブさんの指導のままに作業しており、なぜ腐葉土やくんたんやわらなどを混ぜているのかよく理解せず、土の働きそのものをほとんど理解しないまま栽培していたのが現状で・・・。グリグリは「農業」ではないにしても、畑づくりの活動なのに!
今後はグリグリがどういう土づくりをし、どういう耕作方法をしていくのか、みんなで考えながら植物栽培をしていく時期に来ているのではないかということで、カブさんに土づくりの勉強会を開いてもらいました。

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