読んだ絵本:「ひまわり」「おふろのおふろうくん」「もけらもけら」「おにぎり」「ねこのセーター」「どんどんどんどん」「へんてこへんてこ」など
窓から吹き込むそよ風が気持の良い5月の一日、少し久しぶりのえほんの会を開催しました。最初はえぽんずさんがおしりで名前を描いてご挨拶。そしてゲストにタブラ奏者の方をお迎えしたので、その不思議なインドのタイコも紹介してもらいました。見た事のない楽器にみんな興味津々!

そして一冊目の絵本は「ひまわり」。これから夏に向けて育っていくひまわり、小さな種からぐんぐんぐんぐん育ちます。育った種は山を抜けて、てっぺんからにょき!やま天国が立派な舞台に変身です。

そのまま皆さんに近づいて、2冊目は「おふろのおふろうくん」。午前の部はいつもよりパパさん率が高かったので、お父さんが登場する絵本も取り上げました。

そして音楽が盛り上がってきたところで、「もけらもけら」。一人ひとりが好きな楽器を好きに鳴らして、音楽で絵本を盛り上げます。「しゃばたしゃばた」など、絵本にでてくる言葉を、一人ひとりに聞かせてもらうこともしました。言葉が音になり、音が言葉になる、みんなでの大合奏もあれば、耳を済ませて一つ一つの音を聞く時間も楽しい時間となりました。

お昼を挟んで午後の部は、最初に少し身体を動かしました。片手で丸、もう一方の手では四角を描きながら運動。「あれれれ?」と意外と難しくて思わず笑顔がこぼれます。

そこから形つながりで一冊目は「おにぎり」。まずは言葉を一切使わずに、熱々のご飯でおにぎりを作る様子を演じます。そして2回目は、読んでくれる言葉に合わせて、一人ひとりがおにぎりを握りました。ちゃんと具も入れて、みんなで作った色とりどりのおにぎりはざぶとんの上に大集合、のりもしっかり巻いて完成です!

すっかり身体もほぐれた後は、お腹もいっぱいで少しウトウトしたくなる雰囲気に。リラックスして、「みずちゃぽん」の始まりです。でも、いつのまにか全身でジャンプしているえぽんずさん。いろんな水の表現がありますね。

さて、勢いにのって続いてはカラフルな「しましまじま」。ピアニカの音に合わせて旅をしたり、ママさんたちに順番に絵本を読んでもらったりもしました。

そして、絵本は子どものためだけではなく、大人のためにも、誰のためにでも存在するのだなあと実感したのは「アンジュール」。文章のない、本当に絵だけが描かれた絵本。この日は音を一切使わず、えぽんずさんが静かにページをめくっていきます。

子どもたちはどんな反応をするかなあと思っていたら、それぞれが好きな場所から好きな姿勢でじっと絵を見つめていたり、ママさんたちの真剣なまなざしに、絵本の力を改めて感じました。
音や身体、時には静かな時間も挟みながら、様々に絵本の世界を彩り広げていく「えほんの会」。次回は9月30日(日)を予定しています。少し日が空いていますが、皆様のご来場を心よりお待ちしております。
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☆5月のえぽんずさん:
田中晶さん(俳優)、後藤勇さん(コントラバス弾き語り)
ゲスト:
指原一登さん(タブラ奏者)

突然ですが、当NPOの活動ではワークショップの現場で多くのボランティアスタッフの方々にご活躍いただいております。事務局スタッフが小人数な事もあり、皆さまのご協力なくしては、私たちの活動は成り立たないと日々感謝しております。
そこで、そのように大変お世話になっているボランティアの方々への感謝のしるしとして、そして同時に、新たにボランティア活動に興味を持って下さる皆様方に、当NPOについてよりよく知っていただくための機会として、交流会とささやかなパーティーを催しました。学生の方や、お仕事終わりに駆けつけて下さった方など、年齢も職業も様々な19人が参加して下さいました。

第一部では、当NPOの全体の事業概要や、ボランティアさんにお願いする仕事内容などを、映像やスライドを交えながら説明しました。実際のワークショップでどんな事が起きるのか、美術として一緒に舞台作品を作って下さったボランティアさんの話や、参加したことのある方々へのインタビューも交えて、なるべく現場の雰囲気が伝わるように努めました。場所が違えば子どもたちの様子も違い、ダンスや音楽、造形など内容も多岐にわたり、毎回毎回が驚きや発見に満ちているワークショップ。その時の事を振り返りつつ話すスタッフにも熱が入り、聞いてもらう時間が随分長くなってしまいした…

そしてお腹も空いたところで、第二部の立食パーティーへと移動しました。2年2組の教室(普段グリグリという畑活動に使っています。)にドリンクや軽食をご用意して、スタッフに聞きたい事など、リラックスしてお話ししていただけるようにしました。参加された方が勉強、研究されている事、ご興味のある事なども伺いながらお話させていただくと、こちらも話しているのがどんどん楽しくなり、予定していた時間はあっという間に過ぎました。当NPOの活動に興味を持って下さったり、応援して下さったりする方がいる事、様々な理由で当NPOに辿り着いて下さった巡り合わせとご縁に、改めて感謝する一日となりました。
また、、パーティーに参加された方で、早速6月から始まる保育園や幼稚園でのワークショップに申し込んで下さった方もたくさんいます。この日だけでは分からなかった事、伝わらなかった事など、また現場で皆様にお会いして交流を深めていけることを楽しみにしています!
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※この日も何回かご質問がありましたが、6~7月は幼稚園・保育園が主になり、8月(夏休み)は公共ホールでの舞台作品をつくる公募型ワークショップ、そして9月以降3月まで小学校・中学校(特別支援学級含む)でのワークショップが続く、というのが当NPOでの大まかな一年の流れとなっております。その都度メールマガジンでボランティア募集を行っておりますので、ご興味のある方は下記リンクより是非ご登録ください!
ボランティア募集→https://www.children-art.net/volunteer/

そよぐ風の爽やかな5月、グリグリのワークデーは賑やかな1日となりました。バラも咲き始め、春菊の花も思わぬ可愛い黄色い花を咲かせ、ジャガイモも2週間で驚くほど成長していて、畑の彩りが豊かになってきました。

黒板で今日やりたい事を確認した後は、各自好きな場所へと散らばります。今回のメインメニューは、ハーブを植える、こども畑作り、石窯の修繕、物置の片付けなどです。ふと見ると、ブドウもいっきに葉を茂らせていたので早速柱にくくりつけました。

ハーブは、メンバーの方がワークデーの前に園芸店に買い出しに行ったので、植える場所を作るべく、雑草やどくだみの根っこ退治に取りかかりました。子どもの手いっぱいに根っこが収穫され、どくだみに占領されていた場所が、ハーブ畑に生まれ変わります!

一方こども畑では、以前ワークショップで堆肥ボックスを一緒に作った美術家のジョニーさんを迎えて、本格的な畑づくりを開始しました。子どもによる、子どものための畑です。男の子たちは杭を打ったり電動ドライバーを使ったりする事にも果敢に挑戦し、女の子たちは畑の周りを彩る三角旗をせっせせっせと作っていきます。

作業がどんどん進むとお昼の時間もあっという間に訪れます。教室に戻りがてらソラマメを収穫し、料理部隊がラディッシュを盛り付けて、ラディッシュの葉っぱで美味しいスープも振舞われました。

さてさて、お昼からも作業の続きです。ハーブを日当たりの好みに合わせて植える場所を相談し、こども畑では引き続き三角旗作りが続き、出入り口には立派な橋がかけられていました。

また、午後からは石窯の修理も行いました。藁を混ぜて土を作って張り付けていき、そこに貝殻やガラス片を埋め込みました。まだ完成ではありませんが、夏祭りまでに少しずつ作業を進めていきます。

最終的には、こども畑には子どもたちが考えたルールが書き込まれた看板が立てられました。「子ども以外は入ってはいけません。」とのことなので、どんな畑になっていくのか、大人は静かに楽しく見守ることにします。

いつの間にか、大量発生しているアービーを使って冠を作ったり、子どもたちの造形的な才能も存分に発揮された1日、夏に向けて畑の活動はどんどん活発になっています!