通常はほぼ月二回活動しているグリグリですが、今年の秋冬はわけあって月に一回しかワークデーがないのでこの日は一か月ぶりにメンバーが集まりました。前回は、花壇の整備を丸一日かけて行って、うっそうとしていた花壇が見違えるようにきれいになり、冬を越せるかわいいお花が植えられたのですが、今回は実りの秋らしく収穫と食べることが満載のワークデーでした。
畑の収穫といえば、さつまいも。暑さのせいか、秋になるまで葉も茎もほとんど伸びることのなかったおいもがどうなっているのか心配していたのですが、数は少ないものの丸々と太ったさつまいもを収穫することができました。すぐには食べず、12月のクリスマス会でいただくことにしました。さつまいものツルは、甘辛く炒めるととてもおいしいので、丁寧に筋をとって、短く切ってきんぴら風にしていただきました。簡単な一品ですが、筋をとるのに5,6人がかりで約2時間作業という究極のスローフード。あるものを大事にする心って、言うほど簡単ではないと痛感しつつ、美味しさに感動しながらいただきました。
二つ目の収穫はみかんです。畑の脇にもともと植えてあったみかんの樹が今年は大豊作で、子どもたちが木や塀によじ登ってとってくれました。集めてみるとものすごい量。数えてみたら100個以上にもなっていました。みかんはジャムにしようということになり、エプロンを持参してはりきってきた小4の女子を中心としたメンバーの一部が、午後はジャムづくりをしていました。しかし、あまりにも大量で、ジャムが出来上がったのは日も暮れた5時ごろ。お腹を空かせた子どもたちはパンにできたてのジャムをつけて「うまいうまい」と大騒ぎで食べていました。
そして三つ目の収穫は柿です。にしすがも創造舎の中庭には大きな柿の木が3本あり、グリグリが集まる教室の窓から見るとおいしそうに熟した柿がよく見えるので、毎年子どもたちが「採りたい採りたい」と大騒ぎします。ついに高枝ばさみも買って、柿もぎが定着したのですが、今年は渋柿が20個くらい採れて、これも渋ぬきをしておいて12月のクリスマス会でいただくことにしました。
収穫以外も、もちろん畑仕事はあり、レモンやブドウの樹に肥料を与えてふかふかの土にしてあげたり、さつまいもを収穫した後の畑を整備して次の種をまいたり、子ども畑の大根の芽かきをしてあげたり。
グリグリの体験に来てくれた親子も10名ほどいたので、メンバーさんが色々教えてあげたりしながらの、とっても賑やかで暖かなワークデーでした。