読んだ絵本:「あおくんときいろちゃん」「はやくはやくっていわないで」「みずちゃぽん」「いちはかたつむりじゅうはかに」「びりびり」など
セミの声も賑やかに、本格的な夏の到来を感じる7月の日曜日、今年度初めての「読んで遊んでえほんの会」を開催しました。今回は、えぽんずメンバー二人に、千田庸子さんをゲストにお迎えして、前半は指人形のパフォーマンス、後半はえほんの読み聞かせ、という内容でお送りしました。

午前の部、部屋の中にはいつもと少し違ったカラフルなセットが。今日はどんな事が起こるかという期待を胸に、
始まりの挨拶が終わったら、早速指人形劇の始まり始まり~。登場したのは二人のクマさん。セリフのない劇でしたが、一生懸命助け合いながら体操をするクマたちの様子に、「がんばれ~!」と子どもたちから声援が飛びました。

その次は、「まほうのヨーグルト」というお話。お兄さんが作ったヨーグルトを、ネコが思わず食べてしまったのですが、最初は素直に謝ることができない、というお話。「ヨーグルトを食べたら目が見えなくなるんだよ」などと言うお兄さんの言葉に、反省して最後には謝ったネコ君。子どもたちは人形の動きの一つひとつをじっと見つめ、集中してお話を聞いていました。
さて、たっぷり指人形を見たら、後半は身体も動かしながらの絵本の読み聞かせ。午前の部は子どもたちからの読んで欲しい本のリクエストが殺到。「あおくんときいろちゃん」「はやくはやくっていわないで」を読んだ後は、お子さんと一緒に来ていたえぽんずメンバーも加わり「ラーメンちゃん」。

ラーメンを渡る場面では、子どもたちが列になってクッションの上などを渡りながら教室を縦断。そのままの勢いで「ぼうぼう」という火の燃える様子が続く絵本に。小さな炎から大きな炎まで、身体も揺らして声も出しながら絵本の世界を味わいました。
午後の部も、前半の指人形は子どもたちが食い入るように見つめる中進行。登場する動物たちにすっかり感情移入している様子もでした。後半の絵本は、「びりびり」というお話から。いろんな形、いろんな音で黒い何かが破れて(?)いきます。途中、お父さんたちや子どもたちにも、どんな音で破れるか声を出しもらいました。黒い何かが破れて数が増えるたび、子どもたちもえぽんずメンバーの後ろに列になって教室をあちこちへ移動します。

「めっきらもっきらどおんどおん」は、えぽんずのお友だちが読んでくれました。教室の照明を暗くして雰囲気も出しつつ、不思議な夜の世界に現れるおばけたちの、ちょっと可愛くてへんてこな言葉に思わず笑顔がこぼれます。

そしてこの日の最後は「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」というお話。おじいちゃんのおじいちゃんはどんな人?とさかのぼっていくと、「ひいひいひいひいひいひいひいひい…………おじいちゃん」になり、どんどん「ひいひいひいひいひい」の数が増えていきます。シンプルな事ですが「ひいひいひいひい…」と頑張って色んな言い方で言い続けるえぽんずメンバーに、子どもたちは笑いが止まらない様子。時に一緒に声を出したり、思わず前に出て一緒に踊ってしまう子も。暑い最中にも関わらず、たくさんのご家族で賑わったえほんの会でした。
さて、次回のえほんの会は9月を予定しています。(詳細は決まり次第HPなどでご案内いたします。)今年も「読んで遊んでえほんの会」をよろしくお願いいたします!
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☆7月のえぽんずさん:田中晶さん(俳優)、たけうちみずゑさん(俳優)
ゲスト:千田庸子さん(指人形)