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暑く、長かった夏もやっと終わり、やっと畑にとって最適なシーズンが到来。9月のワークデーでは秋から冬にかけて何を栽培していこうか相談しておいたので、この日はたくさんの野菜の苗植えと種まきを行いました。あいにく、前日は雨で運動会が流れたために欠席者が多く、メンバー8名、スタッフ4名でのワークデーでしたが、この日を逃したら植えつけの時期が過ぎてしまうので全員でフルパワーで植えつけを行いました。
<今日のメニュー>
・子ども畑の植えつけ・・・日本ブルーベリー、とちおとめ、ちぢみホウレンソウ、ニンニク
・みんなの畑の植えつけ・・・ブロッコリー、カリフラワー、サラダシュンギク、ニンニク、ちぢみホウレンソウ、次郎丸ホウレンソウ
・すがも大根3回目の間引きとトンネルがけ
・直売所オープン
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子ども畑では・・・
小学生4,5年生と中3、高1が集まり、お兄さんたちがリードをしつつまずはモロヘイヤの最後の収穫。両手で抱き抱えるほどの量が収穫できたので、直売所で販売することにしました。今年の夏は子ども畑が豊作だったので、子どもたちも少し気合が入っていた様子。しっかり開墾して土づくりをしたあと、丁寧に植えつけをしていました。お兄さんたちはもはや子どもと言える年ではないですが、大きくなっても年下の小学生たちとなんだかんだとおしゃべりしながら作業をしていて、聞くところによると中学受験を控えているやんちゃな小5男子の進路相談なんかもしていたそう。彼らがまだ幼稚園児や小学生だった頃は毎度毎度大騒ぎして校庭を走り回ったり、喧嘩したり悪さしたりしてメンバーのお父さんにこっぴどく叱られたりしていたものの、、、今ではそんな相談をできる仲になっているなんて、グリグリはしっかり植物の成長とともに人も育っているんなぁと改めて実感しました。
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みんなの畑では・・・
グリグリの畑は2つに大きく分かれており、普通なら2グループに分かれて作業ができるのですが、今日は人も少ないので、1つづつ順番に作業をしていきました。(本当はたった4,5人でやるには大きすぎる面積ですが…)
まずは「ポテマメのうえん」と呼んでいる畑。一部は、シソとバジルが占めるほど大きく成長していたのですが、そろそろこちらも終わりの時期。スズメバチがときおり飛来する中、刺激させないようよく注意しながら苗を引っこ抜き、袋につめて直売所で販売しました。一通り雑草を抜いたら開墾して土づくり。このところ土が黒々として、ふかふかとやわらかくなってきているので「いい土になったねぇ~!」とみんな感激。そのふかふかの土の中に、ブロッコリーなどの野菜苗を植えつけてあげました。
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すがも大根づくりも「ポテマメのうえん」の一部で行っており(すがも大根チームのオヤジさんたちとのコラボ企画)、今日は最後の間引きの日。立派に成長した葉っぱは見るからに美味しそうで、大根がどれだけ大きくなってくれるか期待がふくらみます。この日は虫除けのネットをかぶせてオヤジさんたちは帰っていかれました。
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もう一方の「サンチコリー」と呼んでいる畑はホウレンソウ畑にするのですが、こっちにとりかかれたのは午後2時半頃。丁寧に雑草を抜いて、耕し、黒マルチを敷いて種を播く頃にはもう4時近くになっていました。人が少ないため、けっこう黙々とした作業でしたが、あの人があれだけやっているなら私はハーブ畑をきれいにしよう、伸びすぎた木を剪定しておこう、、、といったプラスの連鎖反応は随所にみられ、一日かけてずいぶんと広い範囲で畑の手入れをすることができたようです。留学中のカブさん(グリグリ参加アーティスト)に代わって助っ人に来てくれた元ボランティアスタッフのMさん(元農業高校の先生!)がサポートしてくれたのも大きく、気づけばグリグリはもうかなり地域の人たちに支えられている活動になっているのですね。。。
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こんなに忙しく畑仕事をしている一方で、どうしたら直売所が人目につくか、どうしたらもっと野菜を買ってもらえるか、とても自由に(奔放に、、、)動いている子たちもおり、彼らがあれこれ画策した成果なのか、売上げは800円となかなかなものでした。自分たちで育てた野菜を自分たちで考えて販売するという自由を与えることは、実は少しばかり緊張を伴うことなのですが(地域社会とダイレクトに子どもたちがつながるのは、グリグリではイベント開催時しかなかったので)、今は成長していく子どもたちを少し遠巻きに見守ってみようと思っています。子どもを持つ一人のボタンティアスタッフが言うには、「みんなの畑があって、子どもの畑もあり、直売所もあると、子どもたちは今日はどれをしようかなって選べる。いつも同じじゃないから、それが子どもたちにはいいよね。この3つがいい意味でグリグリで循環していくといいよね」。なるほど。畑はたくさんのことを教えてくれます。