★『お祭りやろう!』ワークショップ三日目★
今日はまず、からだをほぐすストレッチをした後、二つのグループに分かれました。一つのグループはバラバラに床に寝そべって、もう一つのグループは寝そべっている子たちの中から、ターゲットを一人相談して決めます。そしてみんなでその子に向かって「おーい」と叫びながら近づいていきます。寝そべっている子たちは、目をつぶったりなるべく見ないようにしながら、じぶんが呼ばれたなーと思ったら立ち上がるというルールです。なかなかじぶんが呼ばれたのが分からないことの方が多くありました。「おーい」と呼びかけるチームは二つや三つに分かれて、始まる地点を二方向や三方向からにしたりして複雑にしながら楽しみました。
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次に二人組を作ると、一人はタオルで目隠しをし、もう一人は決めた合図や声、例えば「トコトコ」や「ひゅひゅー」などの言葉をかけ、声で相手を誘導します。近づいたり遠ざかったりしながらぶつからないようにいろんな方向に歩き回りました。いろんな声の中から、じぶんのパートナーの言葉を探すという難しい環境でしたが、しっかりとパートナーの方へ向かっていことができました。
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二回目のワークショップに考えたおまじないの効果を話しつつ、じぶんの体験した怖い話をしました。怖いものについて考えた子たちの中からは、トイレや廊下、人形、死神などがあがり、怖い話の中からは、朝起きたら窓ガラスに子どもの手跡がたくさんついていた、などが出ました。
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昼休憩
昼休憩後はしっぽ取りゲームに工夫を加えて、観客が周りをぐるっと囲みながら、対戦する二人を応援したり、輪から飛び出そうになったら押し戻してあげる役割をします。なるべく小さい輪っかになりながら隙間をつくらずに見守っていました。やりたい子が多く、ついには審判の役もつくられ観客もゲームに積極的に参加していました。逃げるもの同士や、逆にお互いが取っ組み合いながら接近し合うもの同士、様々な対戦がありました。
いろんな神さま、精霊、悪霊、魔人、巨人、小人、人魚、一反木綿やまっくろくろすけなど良いもの悪もの含め、たくさんの目に見えないものの話をした後、ホールの中で探してみました。
ホールの明かりを消し、照明が暗くなっていくと、興奮が高まってきて、「本当にに神さまいるかも!?」「怖い!!」という声があがりました。一旦静かになって、もう一度改めてそーっとじぶんの怪しいと思った場所を探し出しました。ドアの下の隙間の明るいところや、すきま風の出ているところ、暗くなっていたり穴があいていたりするところが怪しいと思う場所になりやすいみたいでした。舞台のとびらをあけて外の光と風を入れました。すると中の天井に黒いものが通ったり、怪しいと思っていた場所が変わったりと微かな変化が起こりました。
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それからみんなの発見した怪しい場所、怪しいことが起こった場所の地図をつくりました。率先してここでこんなことが起こった!と説明してくれる子もいて地図はたくさんの怪しいもので埋まり、じぶんが見ていなかったなと思う場所にも怪しいポイントがたくさんあったようです。特に怪しいと思われやすいところは”すきま”でした。机のすきま、ドアのすきま、何かと何かの間が怪しくなりやすいようでした。
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地図が完成するとその場所に神さまが本当にいるのか確かめてみよう!ということで、仕掛けを作りました。何かおびき寄せるものや、居た形跡が残るものを最後にホール内の怪しい場所にセッティングして、次の日それがどう変化しているか様子を見てみることにしてみました。食べ物の残りを置いて、その食べ物が食べられていたり動かされていたら、もしかしたら神さまの仕業かもしれません。あるグループは、舞台の階段にシャケを置いてみたり、別のグループではイスの下を紙で囲み、中にもしかみさまが居るとしたら逃げられないようにしました。また別のグループは、棚の隙間にラップを置いたり、髪の毛を吊るしたりしてそれぞれの神さまへの仕掛けをきちんとセッティングし明日に備えました。
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記事:平野さりあ