R5(2023)年9月より「そだちのシェアステーション・つぼみ(清瀬市)」で、武徹太郎さん(音楽家・美術家)と子どもたちの音楽&美術ワークショップがスタートしました!

今回の会場「そだちのシェアステーション・つぼみ」は、R4(2022)年4月に開所した清瀬市にある施設です。子どもの放課後の第三の居場所・ショートステイ・子ども食堂の場として利用され、地域の子どもや大人が集まる地域交流スペースを目指しています。

今回のプロジェクトでは、施設の「土曜開放日」にワークショップを実施しています。土曜開放日は普段の施設利用者のほか、近隣小学校の子どもたちや親子など地域に開かれた日となっており、さまざまな子どもたちが集まってきます。

初回のワークショップでは、武徹太郎さんとアシスタントの織田洋介さん・一樂誉志幸さんの生演奏を全身で浴びながら、武さんの音の世界に引き込まれていく子どもたち。

音クイズや楽器クイズなどを楽しみつつ、子どもたちは武さんが演奏している楽器や、身近なペットボトルでできた楽器に興味津々です…!

ワークショップ後半は、実際に子どもたちが楽器に触って音を出し、それぞれの音色やリズムを見つけながら、アーティストの皆さんと子どもたちとのセッションがところどころで繰り広げられていました!

普段見ることのないサンプラーという機材には、あらかじめ様々な楽器の音や動物の鳴き声などが保存されており、番号がついたボタンを押すことでそれぞれの音が出る仕組みになっています。

この機材に夢中になった子どもたちは、自分の好きな音を探したり、友達の音に自分の音を重ねたりしながら音の世界を楽しんでいました。

ワークショップはまだまだ続きます。次回のワークショップレポートをお楽しみに!


※3/11追記
ワークショップレポートvol.2、vol.3もぜひご覧ください!

>>ワークショップレポートvol.2はこちら

>>ワークショップレポートvol.3はこちら

 

主催:特定非営利活動法人 芸術家と子どもたち
協力:そだちのシェアステーション・つぼみ
こどもの未来応援基金の支援を受け実施しています

都内公立小学校子どもたちと取り組んだ楠原竜也さん(演出振付家・ダンサー・ファシリテーター・ダンス研究者)とのワークショップをご紹介します。特別支援学級1~6年生の子どもたち20名と、全3回のワークショップ。今回は、その2回目の様子を写真とともにお届けします。

楠原さん(たっちゃん)はじめ、アシスタントの皆さんと子どもたちが挨拶をした後、この回から加わった、ドラマー・有吉拓さんの演奏を聴きくところからワークショップがスタート。身体に響く大迫力の演奏に圧倒されながら、早く動きたくてたまらない子どもたち…!

さぁ早速ドラムのリズムにのって、身体を動かしてみよう!円になって、たっちゃんの動きを真似しながら、前回よりもパワフルに踊りまわる子どもたちの様子が印象的でした。
続いてペアになり、一人が全身を使ってトンネルをつくり、もう一人がくぐっていく「トンネルのワーク」。先生も加わりながら、色んなトンネル、色んなくぐり方を楽しみます。

先生やアシスタントなど、大人がつくった様々なトンネルを、子どもたちが一斉にくぐっていくトンネルツアー!すごいスピードでくぐっていく子どもたちと、一生懸命トンネルをキープする大人たち…!

続いて、ペアで目と目を合わせたまま自由に身体を動かす「アイコンタクト・ダンス」を実施。前回以上に、色んな動きを試したりして楽しんでいる子どもたちの姿がありました。
3グループに分かれて、友達の動きを見る時間もつくることで、友達がやっていたことを真似してみたり、また違う動きに挑戦してみたりなど、子どもたちの動きの幅もぐんぐん広がっていきます。

最後は、体育館ぜーんぶを使って全員でやってみよう!たっちゃんの掛け声に合わせて、次々とペアを変えながら、目が合った人とのアイコンタクト・ダンスを楽しみました。途切れなく鳴り響くドラムのリズムに呼応するように、子どもたちの動きも迫力や広がりを増していきます。
終わりの合図が出ると、全部出し切ったような達成感溢れる表情の子どもたち。みんなのエネルギーやパワーが、余韻となって体育館いっぱいに満ちていました。

終わりの挨拶の時、子どもたちからは「楽しかった!気分がよかった!」、「みんなの動きが迫力があってよかった」などなど、素敵な感想をもらいました。また次回会えることを楽しみにしながら、今回のワークショップを終えました。
身体を通して、色んな友達と向き合い、息を合わせて動いた90分。表現することの楽しさや気持ち良さを身体いっぱいに感じている子どもたちのダンスを、いつまでも見ていたくなるワークショップでした♪