芸術家と子どもたちでは、2021年度からの3年間、BNPパリバ財団の芸術教育支援プログラム「Dream Up」の支援を受けて、児童養護施設と障害児入所施設でのワークショップを実施しています。「Dream Up」は、芸術教育を通じて世界の子どもたちを支援する社会貢献活動で、社会的に不利な状況にある子どもたちに、才能開花の機会を提供するために、世界30か国で展開されています。

今回のブログでは、2年目となる2022年度の活動をご紹介します。(プロジェクトの概要や2021年度の記事はこちら

◎2022年度実施概要

児童養護施設×棚川寛子        
参加した子どもたち 2施設(交流)小学1年~高校2年生、施設退所者 18人
アーティスト 棚川寛子(舞台音楽家)
アシスタント・アーティスト 井上貴子(俳優)、加藤幸夫(俳優)、黒木佳奈(俳優)、佐藤円(俳優)
ワークショップ実施日 ➀9/25 ②10/16 ③11/13 ➃12/17 ⑤1/29 ➅2/19 ⑦3/25 ⑧3/26
障害児入所施設×新井英夫       
参加した子どもたち 小学4年生~高校3年生 11名
アーティスト 新井英夫(体奏家・ダンスアーティスト)
アシスタント・アーティスト 板坂記代子(ダンサー)、はしむかいゆうき(演奏家)
ワークショップ実施日 ➀11/12 ②1/9 ③2/5 ➃3/5 ⑤3/18       

・児童養護施設での2施設交流ワークショップ

舞台音楽家・棚川寛子さんたちと、2つの児童養護施設の子どもたちが交流するワークショップを実施しました。

2022年度のテーマは『生物多様性』。2回目のワークショップで、BNPパリバの社員の方にレクチャーをしていただき、そこから子どもたちがどんなことをしたいか、どうやって生物多様性を表現できるかを考えました。そして、ある子の「みんなで木をつくり、そこにそれぞれが考えた『いなくなったら困る生き物』を展示したら良いんじゃない?」という提案から創作が始まりました。クジラ、レッサーパンダ、ウサギ、イヌワシ、蝶など、一人ひとりがどの生き物を担当するかを決めて、まずは工作に取り組みました。友だちと協力したり、職員さんやアーティストたちに手伝ってもらったりしながら、いろんな動物が完成しました。

発表では、つくった生き物を影絵のクイズにして、観客参加型のコーナーを設けました。そして、その動物について調べたことを発表していきました。最後には、「子どもがいなくなったら意味がない!」ということで、子どもたちが子ども役でダンスを踊りました。

また、影絵のパフォーマンス中には、キーボードやカホンなど楽器の演奏や、照明の操作にも子どもたちが加わり、発表会をあたたかく盛り上げました。

 

・障害児入所施設でのワークショップ

体奏家・ダンスアーティストの新井英夫さんたちと、zoomを使ったオンラインでのワークショップを重ねました。

子どもたちの特性に合わせて、3グループに分けて実施。少人数のグループにすることで、個々の興味・関心に寄り添いながら、身体や音を使った表現を引き出していきました。ワークショップの始まりは、タイコの音で今日の気分を伝え合いました。思いっきり叩いて大きな音を出す子もいれば、最初は恥ずかしそうにそっと叩く子など、日によっていろんな音の挨拶をしました。そして、誰かと一緒に手をつないで「なべなべ底抜け」をしたり、ペアになって身体の一部をくっつけるポーズを考えたり、職員さんも一緒になって身体を動かして、人と人との関わりを楽しむ時間を積み重ねました。

また、工作や物語が好きな子とは、洗濯ばさみや毛糸、紙皿など身近なモノや、カラー粘土を使ったコマ撮りアニメの制作に挑戦しました。カラフルな洗濯ばさみを思いつくままに動かして虹のような形をつくったり、折り紙や毛糸を組み合わせて少しずつ動かし、カレーライスのつくり方を表現する様子に、職員さんもアーティストも感心していました。

 

衣装は、Dream UpのTシャツを、カラフルな端切れを使って加工してオリジナルの衣装にしました。当日は、BNPパリバの社員の方も一緒に参加して、子どもたちのリクエストに応えて一緒に素敵な作品をつくってくださいました。仮面ライダー好きの子は、緑系の色の端切れを集めて貼るのを手伝ってもらい、残念ながらお休みしてしまった子のTシャツは、お姫様が好きということで、社員の方が代わりにつくってくれました。

最後の日は、衣装のTシャツを着て、グループごとにファッションショーのランウェイを歩くつもりで踊る様子を記録して、後日施設内で鑑賞してもらえるようにしました。自分が好きな曲や、音楽の雰囲気をアーティストにリクエストして即興で演奏してもらい、最後は思い思いにポーズ!満足そうな表情が印象的でした。

今年度もBNPパリバ社員の方には何度もワークショップに足を運んでいただき、発表をご覧になった後には子どもたちに感想を伝えてもらうなど、あたたかく活動を支えていただきました。レクチャーを聞いたり、工作を手伝ってもらったり、新しい人との出会いや関わりがあることは、子どもたちにとっても嬉しい時間になったことと思います。2022年度もコロナ対策の影響などがあり、発表の日に現地に多くの社員の方をお招きすることはできませんでしたが、一緒に事業を見守ってくださったこと、改めて心よりお礼申し上げます。

★コマ撮りした画像に音楽を付けて動画にしました!

(アニメーション作成:高校生I君/編集・音楽:はしむかいゆうき/ナビゲーター:新井英夫、板坂記代子)

 

さわやかな五月晴れの5月27日(土)、都内小学校の運動会にて今年度のパフォーマンスキッズ・トーキョー、最初の成果発表が行われました。


白い時計台が印象的な素敵な小学校に、ダンサーで振付家の鈴木春香さんと、アシスタントの遠井公輝さん(ダンサー)、石川朝日さん(俳優)と計9日間通い、59名の子供たちと、担任の先生たちと一緒にダンスパフォーマンスをつくりました。

小学校生活最初の一年間で大きく成長し、2年生になった子供たち。
その一回りたくましくなった姿を、運動会でのダンス発表で披露したいという先生方の思いを受けて、今回のワークショップはスタート。「ちゃんとお話が聴けるかな」「ダンスの振りが覚えられるかな」「友達と相談してダンスを考えることができるかな」と、最初は少し心配そうにされていた先生たちでしたが・・・・・

心配ご無用!!

初日から、鈴木春香さんのリードで思いっきり身体を動かし、
5人1組のグループワークでは、「身体全体を使った、オリジナルのグー・チョキ・パー」を相談して考えることが出来ました。

2日目には、ダンスの振付を覚えて踊ったり、フォーメーションを覚えて全体で動いたり。

校庭という広い空間で、全体のフォーメーションを把握した上で自分の立ち位置をつかんで動くのは、大人でもなかなか難しいことです。
まして、身体の小さい2年生のみんなにとっては、大変なチャレンジだったことでしょう。

そして衣装も自分たちで!!!


先生が切ってくれた色々な色のスズランテープを一本一本ゴムに縛って作りました。
カラフルな「なまはげ」みたいな衣装が、不思議な生き物たちをイメージさせてくれて、とっても可愛かった!!!

大好きな担任の先生たちの動きの真似をするのがとっても嬉しそうで楽しそうな子供たち!!!!!

人と関わる喜び、身体を動かす喜び、表現する喜び、チャレンジする喜び、
沢山の喜びではち切れそうな笑顔とカラダが本当に素敵な子供たちとの9日間でした!!!!

4/22(土)は、「読んで遊んでえほんの会」でした!


ぞうしがや こどもステーションがオープンしてからずっと開催している「えほんの会」。
赤ちゃんから参加できるプログラムで、参加型の内容が大人気!
今日も、えぽんずさんと一緒に音やからだ、ごっこあそびをして、楽しい時間になりました。

特に盛大に盛り上がったのは、お店屋さんごっこ!


やおやさん、ケーキ屋さん、おべんとう屋さんが店開き!
折り紙でつくられた色とりどりの食べ物が並んでいます。

100えんチケットをもらって、お店にレッツゴー!

やおやさんには、かぶ、にんじん、いちご、トマト・・・
新鮮な野菜や果物がずらりといっぱいあります!

ケーキ屋さんには、プリンとケーキ各種!
どれもおいしそう!

おべんとう屋さんには、寿司におにぎり、ピザ、フライドポテトまで!
目移りしちゃいます!



かぶをゲット~!

パクパク・・・
ごろんとしながら食べてもおいしいね。

お店屋さんごっこで買った食べ物は、えぽんずさんからみんなへのプレゼント!
やったあ!!


そして、生演奏している楽器に興味津々の子どもたちの姿も。

今日はこんなにたくさん楽器が並んでいたのでした!


えほんの会が終わった後も、子どもたちが右手に楽器、左手にも楽器、右足だって楽器!
と、からだいっぱいフル回転させて音を鳴らしていました。

「読んで遊んでえほんの会」は、5/27(土)も開催します。
お楽しみに!


ぞうしがや こどもステーション
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4/9(日)は「まりちょふと楽しむパーカッション」でした!

ジャンベ、コンガ、ボンゴ・・・いろんな種類の太鼓に、大きさもいろいろ。
子どもも大人も演奏できるように楽器を並べて準備の様子です。

アーティストは、まりちょふ(関根真理)さん。アシスタントは、しまちゃん(品川未来)さんです。

ワークショップのスタート時間前から、思い思いに太鼓を叩いて、みんな準備万端!
早く始まらないかなあ~という、子どもたちのワクワクが伝わってきました。

まりちょふさんたちの演奏パフォーマンスに手拍子で参加して、初めから賑やかです!

太鼓を叩きたくてうずうずしている子どもたち。(笑)
大きく~小さく~、とまりちょふさんが指揮をしながら、音の波をつくっていきました。

「誰かの動きに合わせて太鼓を叩いてみよう!」と、まりちょふさん。

まずは見本を見せてみたら、勢いよく、
「はい!やりたい!声出してもいいの?」と、立ち上がる少年が!
「いいよ!」

突然、始まるダンスと声!に、みんなが太鼓で音を出していきました。
なんてかっこいい!

大人だって、勇気を出してチャレンジ!
ここは、大人も子どもも、一緒に楽しめる場なんです。

あるお母さんの少しゆっくりした動きに注目しながら、それぞれの太鼓を響かせていきます。お母さん、すてきでしたよ!!

後半は、太鼓ではないおもしろい楽器が登場!
「わあ!」と、宝箱の中身を見るように目を輝かせる親子たち。とても印象的な瞬間でした。

びよよよーん

シャララーン

ポコポコ

カー!


いろんな音を聴くたびに、みんなが驚いたような、いい反応をしていました。

大きな絵本の読み聞かせのシーンに合わせて、みんなが持っている楽器で音をつけていきました。

風の音

森の音

じゃんけんの音

吸い込まれる音

けんかする音まで?!

みんな、お気に入りの楽器は見つかったかな?
また「ぞうしがや こどもステーション」にあそびに来てね!

次回もお楽しみに~!


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こんにちは!ぞうしがや こどもステーションのスタッフ、まいぼです。

「2022年度もありがとうございました!」を言いたくて、この一年を振り返って、アルバムのように写真をアップすることにしました。プログラムに参加してくださった親子はもちろん、「ちょっと気になっていたんだよな~」という方にも、ぜひ見ていただきたいです。

ぞうしがや こどもステーションには、大きく分けると「レギュラークラス」「スペシャルプログラム」があります。今回は、不定期に開催する「スペシャルプログラム」の写真を紹介していきます。

レギュラークラスのブログは、こちら!
https://www.children-art.net/staffblog/archives/3446

まずは、4アーティスト合同ワークショップより。年に1回のプログラムです!!

好きな色のクレヨンを持って虹を描こう!
実はけっこう大きな虹なんです。親子で一緒に!
てるてる坊主に扮した北川結さん。
てるてる坊主が現れた!
ジャンベはどんな音?
太鼓の叩き方は手を三角にするんだって!

次は、絵本作家シリーズ!造形のワークショップです。

絵本作家のたけがみたえさん。
まる、さんかく、しかくのパーツを組み合わせて作った生き物!
集中しすぎて、ふ~とため息が聞こえてきそう。
なんと、パンダのかぶりものを制作!!

次は、親子で楽しむ えんげきシアター!4作品を上演しました。

「ペッポ!パッポ!プー!」
パントマイムと音楽!
客席のみんなもカラダを動かして参加!
「3びきのやぎのがらがらどん」
3匹のポーズがそろってます!!
会場中、大笑い!
「100万回生きたねこ」
マシュマロを投げてとお願いしてます。
終わった後は、写真を舞台で撮りたい!
好きなねこのパペットづくり!
釣竿の魚を食べたいねこたち。
「よだか」
虫たちが登場しているところ。
終演後、舞台美術にふれてみたよ!
アンケートはいつも必ず読んで励みにしています。言葉も絵もたくさん書いてくれてありがとうございます!!
合同ワークショップ2022のアーティストたち。

ぞうしがや こどもステーション

2017年にオープンしてから、丸6年!
ぞうしがや こどもステーションでたくさんの出会いがありました。
リピーターの親子にとっても、はじめましての親子にとっても、楽しくて居心地のいい場でありますように。
2023年度も、ぞうしがや こどもステーションでお待ちしています!

まいぼより


ぞうしがや こどもステーション
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3/21(火・祝)に「子どものためのアコースティックライブ」が開催されました!

ケルト・アイルランド音楽バンド tricolor(トリコロール)による、1日限りのスペシャルなアコースティックライブ!地域の子どもと大人が集まり、ゆったりと音楽に浸る時間となりました。

今回の会場「そだちのシェアステーション・つぼみ」は、2022年4月に開所した清瀬市にある施設です。子どもの放課後の第三の居場所・ショートステイ・子ども食堂の場として利用され、地域の子どもや大人が集まる地域交流スペースを目指しています。

今回、芸術家と子どもたちでは「そだちのシェアステーション・つぼみ」で、音楽を軸に地域の子どもたちが交流できる機会をつくりたいと考え「子どものためのアコースティックライブ」を開催しました。

開場時間を迎えると、準備を終えた静かな会場にだんだん人が集まってきました。

「そだちのシェアステーション・つぼみ」を普段利用している方、児童養護施設の子どもたち、地域の方々など、様々な方が集まり、いよいよスタートです!!

tricolorの皆さんが、賑やかな演奏とともに登場!

さまざまな音色の楽器とその演奏に、集中している子もいれば、自然とにこやかな笑顔になる子も。

さまざまな楽器で数曲の演奏を終え、ここで楽器クイズ!
「弦が多い楽器はどれかな?」「なんていう名前の楽器かな?」と問いかけます。

知らなくても、目の前にある楽器をよく見てみると答えが分かるかも…
子どもたちも前のめりで楽器をよく見ていました。

さらに、ヒントはパンフレットにも!
当日お配りしたパンフレットは、開くと楽器のイラストが散りばめられています。子どもたちもクイズに答えながら「この楽器かな?」「こっちの楽器の名前はなんだろう?」と興味津々。

楽器紹介のあとの演奏では、パンフレットを片手に、より一層それぞれの楽器に集中する様子がみられました。

演奏中盤、スペシャルゲストとして「そだちのシェアステーション・つぼみ」で働いている職員さんが登場!音楽活動を本格的に行っている方で、是非コラボレーションしましょう!と企画が進みました。

観客の子どもたちのなかには、施設を利用している子どもたちもいます。いつも遊んでくれる職員さんとは違う一面を見た子どもたちはびっくり…!!その様子も微笑ましく、会場全体があたたかい雰囲気に包まれました。

そしてライブはフィナーレへ!!

tricolorさんのヒートアップしたノリノリの音楽に、子どもたちも手拍子をしたり身体を揺らしたりと、それぞれの楽しみ方で会場を盛り上げてくれました。

ライブ終了後は、tricolorさんとの交流タイム。

楽器を近くで見たり触ったりしながら、音楽を身近に感じる機会となりました。

そして最後は、お越しいただいたお客さんに、クッキーなどお菓子をプレゼントしました。

プレゼントしたお菓子は、そだちのシェアステーション・つぼみの近隣の施設「ひだまりの里きよせ」にある「カフェサンハウス」さんにお願いしました。ひとつひとつ手作りのお菓子を今回のためにかわいくラッピングしてご用意くださいました!

かわいく美味しいお菓子に心もほっこり。

参加された皆さんは、開花しはじめた桜に見守られ、音楽の余韻に浸りながら帰っていきました。

写真:金子愛帆
チラシ・パンフレットデザイン:ムラハタワークス
※無断転載・複製を禁ず


<参加者の感想>
・近くできくのは初めての楽器があったので、来てよかったです。
・がっきのおとが いいきもちでした。たのしかったです。
・知らない楽器もあったから、紹介もあって、たくさんの楽器を知れてよかったです。
・最後に楽器を触らせてもらえたことはとてもよかった!
・演奏がとてもすばらしかったです。子どもと一緒に楽しめました。
・ウキウキするリズム、キレイな音でとっても楽しかったです。


『子どものためのアコースティックライブ atそだちのシェアステーション・つぼみ ~音楽でつながる、地域の子どもたち~』
主催:特定非営利活動法人 芸術家と子どもたち
助成:ホテルオークラ東京「The Okura Tokyo Cultural Fund」(企業メセナ協議会 社会創造アーツファンド)
協力:そだちのシェアステーション・つぼみ

こんにちは!ぞうしがや こどもステーションの受付スタッフをしている「まいぼ」です。
最近の雨であっという間に桜が散り始めて、早くも3月が終わりそうですね。

2022年度も、【ぞうしがや こどもステーション】には、たくさんの親子がワークショップに参加してくださいました。赤ちゃんも、走り回る元気な子も、ちょっとシャイな子も、中学生も、お父さん、お母さん、おばあちゃん、おじいちゃんまで、本当にありがとうございました!

どんなプログラムでも、アーティストと一緒に音やからだ、言葉を使ってあそんだり、創作したりする中で、親子のコミュニケーションが生まれていました。そりゃ、笑顔になったり、時には涙したり!?いろんな姿がありました。

私がいつも素敵だなあと思うのは、「はじめまして」の親子同士が、ワークショップの時間を過ごす中で、距離が縮まって自然と笑い合って会話を始めたり、子どもなら一緒に走り出したり遊びだしちゃうこと。
「さあ、仲良くなりましょう!」なんて言ったことはないけど、ここでやっているワークショップは、自然とそんな風に人と人とが関わる場なんだなあと思って見つめています。

そんな温かい場を皆さんとつくれたことに、感謝でいっぱいです!

ということで、
ブログに紹介しきれなかった「ぞうしがやの風景」をたくさんアップします。

まずは、レギュラークラスから!

プログラム終了後の北川さんたち。窓の絵を見つめてゆったり。
「Thank you!!」を好きな動きでリレー中。
大きなガラス窓にいつも違う絵を描いてくれる北川結さん。
子どもたちのポーズで絵を描きました!
全員が見守りながら渡していった「Thank you」ボード!
親子で協力して渡す様子に、がんばって~と心の中で応援。
からだでじゃんけん!
からだの一部をつなげていくんですが・・・
お父さん、きっと筋肉痛になっちゃう!
クラフト紙で自分のからだの一部をかたちに残します。
そっと、丁寧に。
きゃ~クラフト紙がぐるぐる巻かれてる~!
つながって、つながって・・・
相手を粘土のようにこねてから、かたちをつくります。
おもしろい粘土人形ができた!つい笑っちゃいます!
歌に合わせてまねっこ体操。ちょっとへんてこな歌で笑っちゃう。
アーティストの歌声にのって。
あ!見つけた!
紙の音、紙の手ざわり。くしゃくしゃは楽しい!
ワークショップ後、ヴァイオリンに挑戦!
ストロー笛の作り方に興味津々。
からだをいっぱい動かす「えほんの会」!
(写真がブレててすみません・・・)

これなーんだ?
子どもたちより太鼓が大きい!
大人の膝の上にのってスタート!

ぞうしがや こどもステーションから聞こえてくる明るい笑い声が、写真から届いていますように!

次回は、スペシャルプログラムをアップします。
お楽しみに!またね~!



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3/4(土)は「読んで遊んでえほんの会」でした!

今回のえほんの会も楽しいあそびが満載の、あっという間の60分。
からだをいっぱい動かして、風を感じて、音を浴びて、風船や桜が舞う色とりどりのプログラムでした。

紙芝居の絵を使って、からだであそぶコーナー!
子どもたちがネズミになって、いろいろな道を進んでいきます。
大人の膝の上にのり、山あり谷あり、くねくね曲がり・・・

くるりんと回転する道まであって、まるでジェットコースター!
皆さん、子どもたちをいろんな方向にうまく回転させていましたよ。

ページをめくったこの道、実は一本につながるみたいです。
お母さんたちにも協力してもらい、どんどんつながっていきます。
子どもたちのワクワクする表情ったら・・・!

お次は、お天気がテーマの紙芝居。

ビニールが飛び出して、みんなで風を作りました。
膨らませると、大きな雲も出現!
かたちを変えて、いろんなお天気になっていきます。

今度は雪が降ってきた!
みんなの雪(ビニール)を集めて、雪だるまに変身。

子どもたちが目と鼻をつけてくれて、かわいい雪だるまが完成しました。
ありがとうね!

最後は、春の予感を感じるような演出で締めくくりです。

桜の花びらが舞って、風船までふわっと子どもたちの元へいきました。
好きな風船を探す子、
桜を散らす子、
風船も桜も両手いっぱいに持つ子、
その中を楽しそうに歩き回る子・・・

大人も、子どもも、みんな思い思いに春を感じ、温かい日差しも届いていました。

子どもたちはお気に入りの風船を見つけたようです。

帰りたくなくて、駄々をこねる子どもたちの姿も恒例になってきました。(笑)
またあそびに来てね!会場で待ってまーす!


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墨田区立の小学校・特別支援学級、1~6年生の子どもたち20人と取り組んだ、井田亜彩実さん(振付家・ダンサー)とのワークショップをご紹介します。アシスタントは荒俣夏実さん(ダンサー)で、2日間の実施でした。

この学級の先生方は、これまでの子どもたちの経験では振付を覚えるなど与えられた動きをすることが多かったので、今回は子どもたちが自分で考えて、自分のオリジナルのダンスを見つけたり、自分の良さに気づいたりして欲しい、という想いを持ってワークショップを申し込んでくださいました。

そして、事前下見の授業見学では、宿泊学習に向けて取り組んでいたダンスを見せてもらったり、国語で数え歌を歌う姿や、集中してカラフルなスウェーデン刺繍に取り組む姿を見せてもらい、身体を動かしたり楽しいことが好きそうな子どもたちの雰囲気に、ワークショップでもいろんなことに挑戦できそう、と感じて臨んだ2日間でした。

1日目は、アーティストの動きを真似したり、言葉のイメージから動きを引き出したり、いろんな動きを体験する回となりました。

最初はみんなで円になってウォーミングアップからスタート。井田さんのテンポの良い明るい声かけに、みんなあっという間に心も身体もほぐれていくようでした。そして、体育館に元からあるラインの上を、いろいろな歩き方で歩くワークや、体育館をジャンルグルに見立てて、ライオンやワニ、ワシなどの動物になって探検するワーク、「寒い」「暑い」など言葉のイメージから動きを考えるワークにも取り組みました。

後半は、『忍者』をテーマに動きを考えてみました。忍者がどんな動きをするのか、子どもたちにアイデアを出してもらい、それを実際にみんなでやってみると、「隠れる」の時にはㇲっと井田さんの後ろに隠れる子がいたり、「寝る」の時には忍者だから寝転ばずに座ったまま寝る子がいたり、一人ひとりがいろんな表現を見せてくれました。最後には、井田さんが考えてくれた振付を、子どもたちにも馴染みのある曲で元気に踊って1日目を終えました。

2日目には、1日目に子どもたちがいろんなアイデアを持っていることが分かったので、動きをつくることを中心に取り組みました。最初は、1日目と同じようにみんなで円になって、ストレッチや、二人組で身体の一部をタッチして挨拶など、楽しみながら身体をほぐしていきました。

一人がつくったポーズをもう一人がくぐるワークでは、ポーズもくぐり方も人それぞれで、面白い動きがたくさん生まれました。そして、1日目より少し細かな動きを多くして難しくした振付のダンスで全身を動かした後、後半には子どもたちに動きをつくってもらうことに挑戦しました。

2つのグループに分かれて、それぞれ『お正月』と『運動会』をテーマに動きを考えました。『お正月』チームは、「お年玉・お餅つき・だるま」など、『運動会』チームは「選手宣誓・リレー・玉入れ」などのアイデアが出てきました。そこから、一つひとつ身体で表現するとどうなるかを考えながら動いてみて、最後にはお互いのつくった動きを見せ合いました。どちらのチームもたくさんのアイデアが詰まった大作になり、お互いに拍手を送り合って2日間のワークショップを終えました。

ワークショップ後の先生との振返りでは、「自分の中にあるものを表現する今までにない貴重な機会だった」「普段は身体を動かすことに抵抗を感じる子も楽しく取り組んでいた」といった感想を伺いました。先生方もワークショップの間ずっと一緒に身体を動かして参加してくださり、普段の授業でも取り入れていきたいと仰っていたので、これからも子どもたちが身体を使って表現することを楽しみ、この学級でいろんなダンスが生まれていくのだろうなあ、と思える、とても楽しい2日間になりました。


このワークショップは、花王ハートポケット倶楽部/花王株式会社の協賛をいただいて実施しました。

2/12(日)は、親子で楽しむえんげきシアター『よだか』でした!

アーティストは、俳優の谷口直子さん。
宮沢賢治の『よだかの星』を原作にした作品で、たった一人で魅せる舞台でした。

人形の「よだか」が独特の色づかいで、かわいらしさと味わいがあるのは、この作品がチェコ共和国で創作されたからなのかもしれません。その場でパーツが組みあがって、こんな「よだか」になるんです!

「よだか」はもちろん、いろんな登場人物を演じる谷口さん。
次々に虫や鳥や生き物に出会っていきます。
何役も演じている忙しそうなところも、見どころです!

そして、美術のパーツがいろんなかたちに変化していくのも、見どころの一つ!

「よだか」が空に飛んでいくシーンでは、影絵になり・・・

子どもたちも、大人も、集中してじーっと見つめていました。

ラストシーンでは、歌声が聴こえてきます。
それは、温かく、切なく、でも希望でもあり、
よだかの優しさや命のめぐり、
私たちのまわりにある自然、
に私は想いを寄せました。

終演後は、舞台の中へジャンプ!
みんなが舞台美術の裏側へ回り込んで、いっぱい楽しんでいました。
大人も、子どもも、いろんな仕掛けに大興奮!


またいつか、「よだか」に会えますように。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!


ぞうしがや こどもステーション
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