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2007年も残すところあとわずかとなりました。
この一年もたくさんの子どもたちや地域の方々、アーティストとの出会いがありました。
今後も活動の継続とさらなる充実を図ってまいりますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
スタッフ一同

071220 013a.jpg前日の冷えこみとは打って変わって、ポカポカ陽気の今日、9月にまいたお花のタネから芽が出たので、植えかえをしました。急な呼びかけに応えて2組の親子も集まってきました。「かぼーん」というゆる~い名前の花壇は、グリグリの畑の中でも一番日が当たる場所なので、ほとんどはここに植えることにしました。まずは植わっていたレンゲ草を抜いて、新しい土を足して耕し、それからちいさなお花の芽を植えます。巨大なナメクジに、赤と黒のグロテスクな毛虫、10センチ以上もある大きなミミズにいちいち大騒ぎ(→おとな)&大喜び(→子ども)しながら作業すること約2時間でやっとこと終了。071220 012a.jpg
春がきて、いっせいにお花が咲くのが待ち遠しくなりました。

植えたお花:かすみ草、デルフィニウム、ビオラ、マーガレット
※植えるお花は9月のワークデーで子どもたちが考えました。

毎回1つのキーワードを元にスイーツをつくっていくパティシエさんのワークショップ。今回のキーワードは「ポキポキ」です。
最初にポキポキ君をみんなに紹介。ポキポキ君はかくれんぼが大好きで、どんな場所にもかくれてしまいます。みんなが知っているおなじみの絵本の中にもちゃっかりかくれてしまうのでした。
写真は、絵本の中に次から次にかくれてしまうポキポキ君に、みんなで「ぼくだったらここにかくれる!」と教えてくれているシーンです。

今日つくるのは「ポキポキの森」!いろんなお菓子で「ポキポキの森」をつくってポキポキ君とかくれんぼしよう!
まずは、いろんな素材をみんなで見てみます。グリッシーニやかりんとう、野菜チップス、揚げた麺などなど、ポキッと折ったときの触感が楽しいものがたくさん。音も触感もそれぞれに違っていて、ポキポキ折るのがくせになりそうです。他にもクリームなどを揃えて、パティシエさんに素材のおもしろい使い方・つなげ方を見せてもらいました。

いよいよみんながつくる番です。親子で話しながら協力して作っていきます。イバラの森や雪景色の森、動物や家、建築家顔負けの不思議な建造物……具体的な世界から抽象的な世界まで、その表現はいろいろで、まるで物語の1シーンを切り取ったような世界が次々と現れました。どの子もそれぞれの世界を作るのに没頭しきっていて、お菓子と一生懸命向き合うその姿は、立派なミニ・パティシエさんでした!

最後にポキポキ君をかくしたら、完成!!みんなで並べて鑑賞タイム。「こんなとこにいたよ!」「私のはここに寝てるの!」と、作品を見ながらお互いにポキポキ君を見つけ合いました。
やっと食べられる!ということで、みんな揃っていただきますをしておいしく食べました。自分でつくった世界を食べちゃうのが、また楽しいのです!
さて、次回はどんな会になりますでしょうか?

読んだ本:「さる るるる」「てぶくろ」「ひもかとおもったら…」「てんしさまがおりてくる」など
12月に入って風も冷たくなってきましたが、小春日和の中ワイワイとにぎやかに始まったえほんの会。
ことばがとっても楽しい「さる るるる」。みる・ける・うる、などなど「るるる」がいっぱい!自然と「る」のつく言葉が口をついて出てきます。一緒に動きも真似てみて、みーんなが「さる るるる」になりました。
そしてこの時期にぴったりな物語「てぶくろ」。ウクライナの民話として昔からのお馴染みですが、カラフルでかわいらしい絵と、だいちゃん、みずさんの声に、新鮮な気分でぐんぐん惹きこまれてひきこまれていきます。小さな手袋に次々と動物たちがやってきて、みんな入りきれるかしら…。自分の手袋に動物たちが遊びにきてくれるなら、落し物をするのも楽しいかもしれませんね。


午後の会では、初めて紙芝居が登場しました。紙芝居「ひもかとおもったら…」では、絵の一部を見て何かを当てていきます。ひもかと思ったら…「へび!?」「残念、恐竜~!!」 おもちかと思ったら、「またまた残念、おすもうさん!!」 思いがけない答えに子どもも親も「あー!」や「え~!」の連発です!ぐるぐるマットに腰かけ、身を乗り出してかけ合いながら楽しみました。

『どんどこ!巨大紙相撲~にしすがも場所~』もいよいよ最終回、「にしすがも場所」の開催日です。
今日は「にしすがも場所」の会場となる体育館に集合。
土俵とその上に吊られた神明造りの屋根に子ども力士たちも、家族のみなさんもびっくり。土俵の周りには、砂かぶり、升席もあり、まるで国技館です。土俵の前には巨大な優勝カップも燦然と輝いています。また、これまでの稽古の様子を部屋毎に編集したビデオ映像も上映。子ども力士たちも、予想を超える本格的な会場にかなり興奮気味。
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11時から「土俵入り」の稽古をスタート。土谷理事長の「呼び出し」に応えて、花道から巨大紙力士を連れた子ども力士が登場し、円陣を組むように土俵を囲んで四股を踏みます。子ども力士たちも少しずつ「にしすがも場所」の実感が沸いてきたようです。
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今日は、通常の親方陣に加えて、朝から30名近くのスタッフが集まっています。子ども力士と親方たちが、土俵入りの練習をしている間も、ちゃんこ鍋の下準備、会場の仕上げなどの最後の準備に余念がありません。
12時より飛び入り力士づくりがスタート。子ども力士、親方、飛び入り力士の参加者で、体育館はすでに熱気ムンムンです。子ども力士たちも、力士番とちゃんこ番に分かれ、最後の準備に入ります。
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開場を待ちかねたように、おじいちゃんとお孫さん、しこ名をくれた商店街の方々、家族連れから豊島区長(!)まで!、お客さんが続々とやってきました。
取り組み開始前には、ちゃんこ番の子ども力士がデコレーションした、3種のちゃんこ鍋のお披露目。お客さんたちの期待も高まります。
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13時を過ぎたところで、文京高校定時制の和太鼓部の太鼓により「にしすがも場所」の幕があがりました!
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次は、各部屋の力士のお披露目「土俵入り」です。たくさんのお客さんに大きな拍手で迎えられ、子ども力士たちもちょっと緊張。「ほら、さっき練習したやつ!」という土谷理事長の声で、何とか無事終了。
いよいよ、1回戦の取り組みがスタートです。各相撲部屋の12力士と飛び入りの12力士、計24力士がトーナメント方式で対戦していきます。行司は土谷理事長です。
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谷町になってくれた(しこ名をつけてくれた)地域の人にも、叩き手になってもらい、熱戦がくりひろげられました。
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しかし、今まで様々な稽古を重ねてきた各相撲部屋の力士たちは、度重なる稽古で故障がでてきている力士もあり、2力士を除き、飛び入り力士に次々に敗れてしまうという波乱の幕開けとなってしまいした。
1回戦が終わったところで、豊島区で活動する大江戸相撲甚句会による「相撲甚句」が披露されました。「相撲甚句」も、相撲にまつわる文化のひとつ。もともとは行司さんの余興から生まれたものだそうです。恐らく生まれて初めて聞いた人も多かったのではないでしょうか。
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ちゃんこ鍋も出来上がり、鍋の前にはお客さんの長蛇の列が!あったかいちゃんこ鍋にお客さんも幸せそう。
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そして、2回戦の取り組み。一度は意気消沈してしまった子ども力士たちも親方とともに気を取り直し、部屋の壁を越えて、1回戦を勝ち抜いた力士「魚新部屋」の「菊の藤」と「滝野川部屋」の「花の里」の強化に全力投球します。しかし「花の里」も残念ながら敗退してしまい、「菊の藤」ただ一体が決勝トーナメントに進みました。
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そして、決勝トーナメント!「庚申塚部屋」の「菊の藤」、飛び入り力士の「ドラゴンボール部屋」の「孫璃人(そんりひと)関」、同じく飛び入り力士「森空部屋」の「柳之山」の戦いです。先に2勝した力士が優勝です。
子ども力士たちは、親方がこの日のために用意した「<絶対勝つ>魔法の薬」を飲んで「孫璃人関」と対戦。なかなか勝負がつかず、一度は仕切りなおしとなったものの、残念ながら破れてしまい、次の「柳之山」との取り組みでも連勝した「孫璃人関」の優勝が決まりました。
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「孫璃人関」は、家族で参加。優勝力士インタビューでは「負けずぎらいの息子のために頑張りました!」という家族思いのお父さんのコメントが印象的でした。
優勝カップ贈呈の後は、ホワイトリムジン(!)にて体育館から校門まで、優勝パレード。優勝カップもリムジンもスタッフがこの一瞬のために、数日間かけて製作したもの。ご家族から「ぜひ家に持ち帰りたい」と申し出があったので、大事に残されることになりました。
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子ども力士をはじめとする大勢の子どもたち、家族連れ、地域の人々、スタッフ、そしてアーティスト。つくる人、叩く人、応援する人。
わずか2時間の「千秋楽」でしたが、300人以上の人々が入り交じって、笑いと歓声が絶えない、にぎやかな催しとなりました。
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お客さんが帰った後、子ども力士たちは最後の稽古です。今まで、一緒に稽古を重ねてきた巨大紙力士ともお別れし、分解して、燃えるゴミ、燃えないゴミに分けていきます。名残惜しむとおもいきや、今ではもうすっかり使いこなせるようになったダンボールカッターでサクサクと進めていきます。でもやっぱり「持って帰る」という子も。
巨大紙力士をつくるところからスタートした、この「どんどこ!巨大紙相撲~にしすがも場所」を通して、子ども力士たちは本当にたくさんの経験をしてきました。はじめての道具を使うこと、自分の身体より大きなものをつくること、新しい視点でまちを探検すること、まちの人と出会い、交流すること、料理すること。そして、それらを新しく出会い、年齢も様々な仲間たちと助け合って進めること。
優勝カップは逃したけれど、たくさんの素敵なものを、子ども力士たちは勝ち取ったのではないでしょうか。
5日間、ごっつあんでした!
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071201 066_a.jpg今年の4月に畑のプランを考えていた時に、「クリスマスリースに飾るものを育てたい!」という提案があって、グリグリではクラフトの畑を作りました。畑の名前は「クラフトン」。コットン、ニゲラ、チャイブ、ひいらぎなどのリース作りに適した素材を育ててきました。収穫したものは、こまめにびんに保存して、リースを作る日を楽しみにしていました。そして、この日待望のリース作りをすることになって、やっとそれらの出番がきました。

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DSCN3697_a.jpg大収穫の夏が過ぎて、実りの秋がやってきました。グリグリの畑には、秋をずっと待ち続けていた野菜があります。それはさつまいもです。植えたときは、たった一枚の葉だったのが、根っこをつけ、たくさんの葉っぱで覆われるほどにまで成長し、たくさんの実をつけてくれたのです。その数およそ30コ!掘り上げたときの喜びといったら、子どももおとなも歓声をあげずにいられないほどでした!そのさつまいもを、11月半ばの週末に焼いもにしていただきました。

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『どんどこ!巨大紙相撲~にしすがも場所~』も4日目になりました。
今日は巨大紙力士をはじめ「のぼり」や「化粧回し」を作ったり、来週の「千秋楽」でお客様にお出しする「ちゃんこ鍋」の試作をしたり、こなさなければならない「稽古」がたくさんあります。
そこで、今回は制作番とちゃんこ番に分かれて活動することに。
KOSUGE1-16の土谷理事長が「ちゃんこ鍋作りたい人!」と言うと、たくさんの手が挙がり、じゃんけん合戦の結果、ちゃんこ番が決まりました。
ちゃんこ親方は、この日のためにひそかに自主練をしていたという豊島区からのインターン・スタッフです。
ちゃんこ番の子ども力士は、まず鍋の具材のアイディア出しからスタート。

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「どんどこ巨大紙相撲~にしすがも場所」3日目、今日からは「出稽古大作戦」です。
次第に仲間も増えてきて、今日は15人の子ども力士が参加。3回目ということもあって、集まって早々、みんなわいわいにぎやかでした。
今日はいよいよ街中での稽古です。「にしすがも場所 千秋楽」でお披露目する稽古写真(ブロマイド!)を撮影すること、まちの人に自分たちの相撲部屋に所属する巨大紙力士の「しこ名(力士名)」と部屋の名前をもらうことが、今日の稽古内容です。
まずは「にしすがも創造舎」の校庭で腕試し。
校庭では、グリグリプロジェクトのメンバーが焼き芋を焼いていて、もくもく立つ煙にみんな「いいなー」と言いながらも、おもしろいポーズを考えます。車と力士を戦わせたり、力士同士を戦わせたり、なかなかみんなセンスフルでした。
そしていよいよ3つの部屋毎に、巨大紙力士を持って、街へくり出しました!
初めての外出、かつ巨大紙力士連れ、ということで、親方たちはちょっと心配でしたが、そんな心配をよそに、こどもたちは自由に街を見て、道を闊歩してゆきます。
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近所に住む子どもたちの抜け道の詳しさにはびっくり。さすがです。

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今日は千代田区にある保育園の園庭での造形ワークショップ。
園からのリクエストは、子どもたちに、絵の具を使って、大胆に絵を描かせたい、というもの。
担当するアーティストは、深沢アート研究所のカブさん。いつも、遊び心のある仕掛けで、子どもたちをワクワクさせてくれます。
これまでも、3歳児、5歳児を対象に、年齢に合わせた様々な仕掛けで、ワークショップを実施してきましたが、今日は4歳児。お天気も良かったので、計画通り園庭のジャングルジムを紙で包み、そこに絵の具で絵を描くことに。
はじめは、園庭が見える室内で。
最初は、カブさんがひと型に切っておいた画用紙にクレヨンで絵を描きます。
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グリグリとひたすら塗りつぶす子もいれば、おじさん(?)を描いたりする子も。
みんな、カブさんに見て欲しくて、カブさんの周りに集まります。
「じゃあ、今度は外のジャングルジムに、みんなが描いた『ヒト』がいるお家とかを描いてみよう!」
カブさんの声で、みんなで外に飛び出します。
4歳児は、まだ絵の具にそれほど慣れているわけではありませんが、今日は外で、しかも、筆だけではなく、ローラーやハケまで使って描くのです。子どもたちは大興奮。届かないところは、低い足台の上に乗って描いていきます。
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とにかく、絵の具を塗ることを楽しむ子もいれば、家のかたちを描く子、「これはドアで・・・」と、ジャングルジム全体を一つの家に見立てて描いている子もいます。そして、自分のつくった紙人形を、自分の好きな場所に貼っていきます。
絵の具が混ざってしまうと、色の鮮やかさが失われていくので、今日は絵の具を混ぜずに描くことに。
保育園の先生たちとボランティア・スタッフは、絵の具コーナーで大奮闘!
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途中、カブさんが木型に切った画用紙を「好きなところに貼っていいよ」というと、「これは、あの木(園庭の柵の外にある木)が写っているところ!」と、ガラス窓をイメージして貼っている子もいました。
終わりに近づいた頃には、脚立を使って、ジャングルジムの一番高いところにも、絵を描くことに。
外で絵を描くのもはじめてなら、脚立にのって絵を描くのもはじめてです。
高いところに、最初はちょっとドキドキしても、すぐに慣れて、まだ白い場所にところに、気持ちよさそうに塗っています。
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見慣れたジャングルジムが、カラフルなオブジェに変身しました!
「子どもたちは、きっと今日のことを、お家でもお話することでしょう」と園長先生もおっしゃっていました。