8月中は元気に成長していたわがおもちゃカボチャは、8月末から続いた長雨のせいか
なんとなく元気がなく・・・せっかくいっぱいついているつぼみも、この日にはまだ花開いてくれなそうです。
でも、これからまた天気が良くなればこのつぼみたちが咲くのだから、
今日は受粉のおさらいをすることにましょう!
今日は、植物を扱うアーティストのカブさん(深沢アート研究所 https://www.hukalabo.com)が受粉について色々と教えてくれます。
カボチャの花は日の出前に咲くので、できるだけ早い時間の方が花粉の元気がよく、
受粉にむいているということで、この日は朝の9時に集まってもらいました。
こんなに朝早くお花を見るのは初めて。うーん、たしかに大きくきれいに咲いています!
カボチャの花にはおばなとめばながあって、花粉をつけているのはおばなだけ。
これを虫さんが運んでめばなにくっつけてあげるのが自然だけど、
これを人間が手伝ってあげると、虫の少ない都会では確実に実がなるということで、
やってみようということなのです。
おばなを開くと花粉がいっぱい。手で触って、花粉がどんなものかみんな体験してみます。
では、めばなってなんだろう?今咲いているか、つぼみはあるか、みんなで探してみます。
めばなとおばなと花粉のことがわかったら、どうやって受粉をしたらいいか、教わりました。
次に水やりに来たらよーーく見て、めばなが咲いていたら受粉をしてあげようね。
受粉について一通り教わったら、今度はお部屋のなかで花粉をテーマにして絵を描くことにしました。
カブさんが用意してくれたのは、土をイメージした茶色の大きな紙。
そこに「花粉色」(=黄色。今日は黄色のことをこう呼びます)の紙を、穴あけパンチで小さい丸を作って、
紙で花粉を作ります。いっぱい花粉を作って、紙に貼っていきます。
さっき見てきたかぼちゃの花の絵や、飛んでいた虫たち、畑から得た色々なイマジネーションが一緒になって、花粉をいっぱいつけた面白い絵ができあがりました。
みんなの見た畑はこんなふうだったのかな。