「どんどこ巨大紙相撲~にしすがも場所」3日目、今日からは「出稽古大作戦」です。
次第に仲間も増えてきて、今日は15人の子ども力士が参加。3回目ということもあって、集まって早々、みんなわいわいにぎやかでした。
今日はいよいよ街中での稽古です。「にしすがも場所 千秋楽」でお披露目する稽古写真(ブロマイド!)を撮影すること、まちの人に自分たちの相撲部屋に所属する巨大紙力士の「しこ名(力士名)」と部屋の名前をもらうことが、今日の稽古内容です。
まずは「にしすがも創造舎」の校庭で腕試し。
校庭では、グリグリプロジェクトのメンバーが焼き芋を焼いていて、もくもく立つ煙にみんな「いいなー」と言いながらも、おもしろいポーズを考えます。車と力士を戦わせたり、力士同士を戦わせたり、なかなかみんなセンスフルでした。
そしていよいよ3つの部屋毎に、巨大紙力士を持って、街へくり出しました!
初めての外出、かつ巨大紙力士連れ、ということで、親方たちはちょっと心配でしたが、そんな心配をよそに、こどもたちは自由に街を見て、道を闊歩してゆきます。
近所に住む子どもたちの抜け道の詳しさにはびっくり。さすがです。
商店だけではなく、神社に行ったり、お寺に行ったり、外はとっても刺激的で、巨大紙力士をことを忘れて夢中になってしまうこともしばしば。それでも出会った人に、チラシを手に「にしすがも場所」の説明をする姿はとても頼もしい限りでした。
庚申塚駅近くにある、特別養護老人ホーム「菊かおる園」では、おじいちゃん、おばあちゃんにしこ名のアイデアをもらったり、チラシを配って「にしすがも場所」のPRをしたり。お相撲好きの方が多くて、たくさん、ホンモノの力士らしい「しこ名」をたくさんもらってきました。
街で出会う人はみなさんとても優しく、子ども力士たちがくる前から「しこ名」を考えておいてくれていた人や、「何してるの?」と、話しかけてくれる人、応援して差し入れを下さる方もいて、街の人との出会いはとても楽しい時間でした。
幸せなたくさんの出会いがありました。ごっつぁんです!
それぞれの部屋では、写真を担当する子、地図を持って道を探す子、「力士手帖」への「しこ名」「部屋名」を記録する子、力士を運ぶ子など、自然に役割分担もできてきて、団結力も高まりました。今日の出稽古では、巨大紙力士にも「しこ名」がついて一人前になり、また、子ども力士もたくさんのことを学びました。
にしすがも創造舎にかえると、テレビ局のクルーが子どもたちの帰りを首を長くして待っていました。12月8日の「ぶらり途中下車の旅」の三田線特集の取材です。「テレビ取材にチャレンジ!」稽古として、テレビ番組がどうやってつくられているのかも、学んじゃいました。
「勝ちたい?」とのインタビューに「勝つためにやってんすよ!」と闘志メラメラな子ども力士もいて、千秋楽が本当に楽しみです。
そして、次回の稽古は、「ちゃんこ鍋」づくり。「しこ名」がついた巨大紙力士にも磨きをかけます!