『どんどこ!巨大紙相撲~にしすがも場所~』も4日目になりました。
今日は巨大紙力士をはじめ「のぼり」や「化粧回し」を作ったり、来週の「千秋楽」でお客様にお出しする「ちゃんこ鍋」の試作をしたり、こなさなければならない「稽古」がたくさんあります。
そこで、今回は制作番とちゃんこ番に分かれて活動することに。
KOSUGE1-16の土谷理事長が「ちゃんこ鍋作りたい人!」と言うと、たくさんの手が挙がり、じゃんけん合戦の結果、ちゃんこ番が決まりました。
ちゃんこ親方は、この日のためにひそかに自主練をしていたという豊島区からのインターン・スタッフです。
ちゃんこ番の子ども力士は、まず鍋の具材のアイディア出しからスタート。
「牛肉!」「豚肉!」「ステーキ肉!」「かき!」「鯛!」「かに!」…非常に贅沢な、かつ、たんぱく質の豊富な鍋ができあがりそうな予感がしましたが、「ちゃんこ鍋は、お相撲さんが野菜を食べるための料理なんだよ~」というみやう事務局長の一声で、子どもたちの注意が野菜に向けられ、お財布もカロリーもヘルシー志向のちゃんこ番スタッフとしては一安心でした。
30種程にも及ぶ材料を、渋々減らした後、二手に分かれて商店街へ買い物に!
先週商店街で出稽古した成果で、こどもたちはずんずん率先して道を進んで行き、お店ではしっかり営業もしていました!ちゃっかり交渉して値切る子も。頼もしい限りです。
ちゃんこ鍋作りでは、初めて魚のうろこを触ったり、包丁を使ったり、いろいろな初体験がありました。
一方、制作番は、各相撲部屋とも折り重なるようにして制作に熱中。
作業部屋は足の踏み場がないほど!部屋に入るのがためらわれるくらい、熱い空間になっていました。
力士を踏んづけてへこませてしまったり、ボンドをひっくり返してベトベトになったり、いろんなハプニングを重ねながら最終的な仕上げをしていきます。新しいアイテム、「のぼり」や、「化粧まわし」も同時につくります。
今まで制作を重ねてきただけあって、子どもたちの手際の良いことといったらありません。
先週の出稽古で街のみなさんにいただいた「しこ名」から、個性豊かな力士ができあがっていく様子は、とってもエキサイティングでした!
菊を全身につけた「菊の藤」(老人ホーム「菊かおる園」の方々より)、洗濯機のうずを体に巻きつけた「相山」(「相馬クリーニング」さんより)、ギロロ軍曹の顔をした「ギロロ海」(お孫さんが「ケロロ軍曹」の大ファンだというふとん屋さんより)など、ワークショップが始まった当初はぎこちなかった手も、今ではまるで職人さんのよう。
制作の間にも、練習稽古をはさみ、最強力士を作るため工夫も怠りません。
愛する力士だけに、土俵を叩く手も、負けて悔しい顔も、本気になっていました。
各相撲部屋内での対戦も行い、自分たちの部屋で一番強い力士を横綱に選出!
怒涛の制作活動の後の「巨大紙相撲教習所」は、色に溢れて、わくわくする空間でした。
千秋楽でお披露目するのが楽しみです。
制作活動に汗を流した後は、サロンへ移動してちゃんこ番が作ってくれた「ちゃんこ鍋」の試食タイム!
できたて熱々のちゃんこ鍋にふうふう言いながら、「おいし~」と一口一口味わって食べていました。本当に美味しかった!
ぜひ、千秋楽では子どもたちレシピのちゃんこ鍋を街のみなさんに味わってもらいたいです。
さぁ、来週はいよいよ「にしすがも場所 千秋楽」です。
当日は、飛び入り力士も多数登場するとのことで、いったいどんな対戦になるのか、予想できません。
でも、4回にわたって稽古してきた先輩力士としては、飛び入り力士に負けるわけにはいきません!
泣いても笑ってもこれが最後。「しこ名」をくれたり、出稽古の相手になってくれた、街の「谷町」の方々と一緒に、せいいっぱい楽しんでいきたいですね!
巨大紙力士、子どもたち、そしてスタッフ一同、みなさまの「にしすがも場所」へのご来場を心よりお待ちしております!
●どんどこ!巨大紙相撲~にしすがも場所「千秋楽」
【日時】12月2日(日)午後1時~3時
【場所】にしすがも創造舎(旧朝日中学校)
【対象】赤ちゃんからお年寄りまでどなたでも
【料金】入場無料(申込不要)ちゃんこ鍋・ドリンク付(ビールもあります)※ただし、数に限りがあります
詳細はこちら。