畑づくりでもっとも大切なものといえば「土」。土がよければいい作物が育つし、土が悪ければ作物は育たないことは、グリグリの多くの子どもたちが体験的に知っていること。その土をテーマに、造形ワークショップを行いました。ワークショップの講師はカブさん。畑や校庭の土から絵の具をつくって、それで絵を描いてみようというのです。
参加者(子ども&大人)には、それぞれ自宅や近所の土を集めて持ってきてもらい、まずは集まった土の色比べをました。ほとんどの子(人)が都会のマンション暮らしなので、図書館の植え込みや幼稚園の園庭や自宅のプランターから持ってきたりしていたようです。黒っぽい土、少し赤みのある土、グレーっぽい土など、色々な色がありました。次に、もっともっちいろんな色の土(赤、青、緑、黄色など・・・)があることを、スライドを見ながら少しお勉強したあと、畑と校庭の土を観察するために各自ビニールを持って外に出て、どのあたりからどんな土が出てきたか比べてみました。場所によって色が異なり、中にはピンク色がかった茶色の土もありました。これらの土は教室に持ち帰り、最初に集めた土と一緒に並べます。そして、今日集まったたくさんの土の中から好きな色の土を選んで絵具をつくりました。土が絵の具になるなんて、最初はできるの?って思ったいた子たちも、真剣な表情で取り組み、最後には自分でつくった土の絵具でおもいっきり絵を描いて遊びました。
◇グリーン&ワークショップ企画・監修
カブ(美術家/深沢アート研究所緑化研究室代表)
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